London in 2010
2012年1月に、ハノイ理工科大学応用情報数学科(Hanoi University of Science and Technology(=HUST), Faculty of Applied Mathematics and Informatics)を訪問し、大学院生向けの集中講義を行ってきました。
関西空港
ハノイまで約5時間のフライトです。
大学は町の中心から2kmほど南にあります。周囲には鉄道や非常に交通量の多い幹線道路もあるのですが、広いキャンパス内ではそれらの喧噪はさほど気になりません。訪れた時期は、旧正月休み前の試験期間中だったので、キャンパス内の学生の数はそほど多くはありませんでした。基本的に教員の個人研究室が無いため、学生数の割には建物の数は多くありません。建物の内外は、写真の通り大変味わいがあります。
講義には、修士の学生だけでなく他大学の教員の方々も参加していました。(写真は同時期に滞在されていたFreiberg 工科大のReissig さんです。)昼食は学内の教員向け食堂に通っていました。
ハノイの町
今回の滞在では、ベトナムの交通にも少し慣れてきたので、ホテルから大学まで30分ほどの距離を徒歩で通いました。時に歩道を爆走するバイクや自動車に対しては非常に気を使いますが、地元庶民の生活圏の散策は、普通の観光ではなかなか味わえない楽しい経験となりました。
ホテルから大学への道程の最後の難関は、信号の無い右上の写真の道路の横断です。しかし、「バイクや車は決して止まらない」という厳然たるルールが理解できれば、日本では非現実的で反社会的なこの試練も、実はそれほど難易度が高くないことがわかります。