ブックタイトル山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

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概要

山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

138社会との接点(公開講座) 教養部における公開講座は、昭和56(1981)年に行われた「教養総合講座 山口の自然と文化」に始まる。次いで平成元(1989)年度から毎年2 つの公開講座を後期の土曜日午後に実施するようになり、平成7(1995)年度まで続けられた。専門領域を異にするさまざまなスタッフが揃う教養部の特性を生かして、総合的なテーマを取り上げたところが特長である。なかでも「ヒューマン・スクール」は、生きる、人生論を考える、老い、出会い、愛、ゆたかさなどのテーマで毎年開かれた。終焉 一般教育を担当していた教養部であったが、昭和59(1984)年、臨時教育審議会で「大綱化」が打ち出され、答申本文の解説において、一般教育とその担当組織に関する国の基本政策が示された。その最終答申を受けて、平成3(1991)年、大学設置基準が改正された。 それに伴い、本学でも急遽改革に向けた作業が進められたが、結果的に廃止することになり、平成8(1996)年3 月をもってその役目を終えた。設置目的 昭和26(1951)年、学校教育法の一部改正により、短期大学の設置が公布された。 工業短期大学部は、工業都市宇部市を中心とする企業等の勤労青年を対象とする夜間工業短期大学の設置の要望に応えるべく、昭和28(1953)年に開設された。開設に先立ち、校地、校舎、機械、器具、図書館等、創設の整備は、宇部市の寄附とした。 修業年限は3 年とし、開設当初は、機械科と工業化学科(定員各学科40 名)の2 科で発足した。その後、昭和40(1965)年に電気科、翌41(1966)年に土木科、昭和49(1974)年昭和28(1953)年山口大学に工業短期大学部を併設機械科、工業化学科を設置昭和33(1958)年工業短期大学部創立5 周年記念式典昭和40(1965)年電気科を設置昭和41(1966)年土木科を設置昭和44(1969)年科が学科制となり、それぞれ機械工学科、工業化学科、電気工学科、土木工学科となる。昭和49(1974)年情報処理工学科を設置平成2(1990)年工業短期大学部の学生募集停止短期大学部の定員を工学部に移籍  昼間コース  120 名  夜間主コース 80 名( 機械工学科、社会建設工学科、電気電子工学科、知能情報システム工学科)平成5(1993)年工業短期大学部廃止1 - 3 工業短期大学部