ブックタイトル山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

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概要

山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

142改組の特徴としては、小講座制から大講座制へ改編したこと、教育組織としてコース制を導入したこと、言語文化学科で、教員組織である大講座の区分と教育組織であるコースの区分を大きく異なるものとしたこと、各コースの定員の上限に余裕を持たせたことなどがあげられる。 大講座制・コース制への移行は、学際的・総合的な研究・教育環境が求められていたことに応じたものである。大講座は、人文社会学科が、人間学講座(哲学、倫理学、日本思想史学、中国哲学)、歴史文化講座(国史学、東洋史学、西洋史学)、社会情報学講座(社会学、社会心理学、社会人類学、美学・美術史、考古学)、言語文化学科が、国際コミュニケーション講座(国語学、中国語学、英語学、ドイツ語学、フランス語学)、比較言語文化講座(国文学、中国文学、英米文学、ドイツ文学、フランス文学)、言語情報学講座(言語学、言語情報処理学)という構成で、コースは、人文社会学科が、人間論コース(哲学、倫理学、日本思想史学、中国哲学)、地域歴史文化論コース(国史学、東洋史学、西洋史学)、社会情報論コース(社会学、社会心理学、社会人類学)、博物文化論コース(美学・美術史、考古学)、言語文化学科が、日本語文化論コース(国語学、国文学)、中国語文化論コース中国語学、中国文学)、英米語文化論コース(英語学、英米文学)、独仏語文化論コース(ドイツ語学、ドイツ文学、フランス語学、フランス文学)、言語情報論コース(言語学、言語情報処理学)という構成であった。 言語文化学科において大講座とコースの区分を大きく異なるものにしたのは、大講座は研究組織であるので、学問分野別に区分するのがより適切であるが、教育面では扱う言語の問題が大きく、よって、教育組織であるコースは、学問分野別ではなく言語別に区分するのが妥当との判断によるものである。また、各コース定員の上限に余裕を持たせたのは、小講座時代、第一志望の講座に所属できない学生がかなりの数に上っており、その問題を緩和する目的で導入されたものである。 平成8(1996)年、教養部廃止に伴い、人文学部に15 名の教員が加わった。学部の再改組 平成19(2007)年、再度改組が行われた。 この改組により、人文社会学科では、美学・美術史が哲学・思想講座(コース)へ、考古学が歴史学講座(コース)に統合された。言語文化学科では、研究組織と教育組織が重なり合っていないことが、やはり様々な問題を生じ、これを解消するために、講座、コース共に、対象言語に基づいた区分に改められた。 この改組により、人文社会学科は、研究組織が、哲学・思想講座、歴史学講座、社会学講座、教育組織が哲学・思想コース、歴史学コース、社会学コース、言語文化学科は、研究組織が、アジア言語文学講座、欧米言語文学講座、教育組織が、日本語学・日本文学コース、中国語学・中国文学コース、アジア言語学コース、英語学・英米文学コース、ヨーロッパ言語・文学コース、言語情報学コースという編成となった。 平成25(授業風景2013)年から平成26(2014)年に