ブックタイトル山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

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概要

山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

144役割 教育学部のアドミッションポリシーには、教育理念・目標として「教育」をキーワードとした多様な教員の指導や研究のもとで総合的な思考や分析、表現能力を育てることを目指し、このような資質を育んで、学校教育教員養成、および社会の様々な分野において教育の素養を持って貢献できる人材養成をおこなう事を目標にすると謳われている。 明治5(1872)年の学制の公布以降、時代の要請に応える教員・人材の養成を担うという役割は戦後においても同様であり、新制山口大学の発足以降、それまでの師範学校は教育学部として、戦後の復興を担う教員養成をスタートした。その後、1960 年代から70 年代にかけての高度経済成長、その後に訪れる低成長期、さらに国際化の時代を標榜し、今日に至る時代の流れの中で、時代の要請に応じた教員・人材の養成に努めてきたわけである。 戦後においても学部教官や事務系職員の増減、昭和47(1972)年のキャンパス移転、昭和62(1987)年の教育実践研究指導センターの設置、平成元(1989)年の総合文化教育課程(非養成課程)の発足、平成3(1991)年の大学院教育学研究科の設置、平成9(1997)年の教育実践総合センターの設置、などなどそのいずれもが社会情勢の変化に応じた改変であったといえる。学部の現状 学部の設置以降、平成9(1997)年に至るまでの戦後復興を支え、経済成長を支え、その後の経済大国として国際化や産業の高度化を支えた人材の養成を、最も基本的な教育という側面から担ってきたことは大学の30 年史、また50 周年記念誌に詳しい。ここでは主に50 周年記念誌以降の状況に焦点をあてながら記述したい。それは、50 周年記念誌にも記されてい昭和24(1949)年山口青年師範学校と山口師範学校は山口大学教育学部として発足 光分校、防府分校設置 附属山口小学校、光小学校、山口中学校、光中学校を設置昭和32(1957)年光分校廃止昭和35(1960)年防府分校を山口本校へ統合移転 防府分校廃止昭和41(1966)年附属幼稚園の設置昭和47(1972)年山口大学の統合移転に伴い亀山地区から吉田キャンパスへ移転昭和54(1979)年附属養護学校設置昭和62(1987)年教育実践研究指導センター設置平成元(1989)年総合文化教育課程新設平成9(1997)年教育実践研究指導センターを教育実践総合センターに改組平成10(1998)年課程の改組(4 課程を5 課程)平成19(2007)年附属養護学校を附属特別支援学校に改称平成21(2011)年附属臨床心理センターを設置小学校教育コース設置2 - 2 教育学部