ブックタイトル山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

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概要

山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

151【第2部】2 学部・大学院等の発展 平成16(2004)年の国立大学法人への移行後、理学部は、数理科学科、物理・情報科学科、生物・化学科、地球圏システム科学科の4 学科6 分野へと改組・再編され、平成18(2006)年、大学院においても、理学系、工学系、医学系、農学系の融合・再編を伴う大掛かりな改組がなされた(大学院の沿革は175 頁参照)。変動する時代を生き残るための教育・研究体制の模索は平成25(2013)年現在においてもなお進行中である。 理学部の教員数は、法人化後に一時期減少したが、その後回復しつつあり、平成25(2013)年時点では、時間学研究所と機器分析実験施設の関連教員を合わせて70 名超、さらに、外部資金等による学術研究員が8 名を数えるなど、組織体制の面での新たな発展と成熟の兆しが見える。ハイライト研究 理学部では学部の看板となる優れた研究テーマを、平成17(2005)年から毎年1~数件「ハイライト研究」として選定し、研究支援するとともに、その成果を社会にアピールしている(詳しくは理学部のHP)。秋吉台の生物群、洞窟化石、貴重な地質遺産である阿武火山群、32m電波望遠鏡による銀河探索など、その成果がマスコミ報道にも取上げられる魅力的な研究テーマが多い。サイエンスワールド 一般市民、特に、将来の理学部生となり得る小・中・高生向けに、理学部ならではのサイエンスの魅力をアピールするイベントとして、「サイエンスワールド」(当初は「理学部先端科学フェスティバル」)が平成11(1999)年から毎年開催されている。学生が企画する実験のデモンストレーションや展示、学術講演、高校生による研究発表コンテストなど、見ごたえのあるイベントとして、毎年数百人から千人を超す来場者を集め、好評を得ている。また、理学部教員による一般向けの公開講座として、「サマーサイエンススクール」が平成14(2002)年より毎年開催されており、小学生からお年寄りまで、幅広い年齢層の受講者を集めている。サイエンスワールド2011常設展示 上記のイベントに加え、理学部の研究活動や、収集した学術資料を一般市民向けに公開するための展示が1 号館内に常設されている。1 号館玄関ホールの各学科研究紹介パネル、1 階の学術資料展示室、4 階の地球科学標本室とゴンドワナ資料室など、来訪者の興味を引いている。地球科学資料室学術資料展示室