ブックタイトル山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

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概要

山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

163【第2部】2 学部・大学院等の発展施設設備の発展 工学部(常盤台)キャンパスの施設設備は、昭和40(1965)年、工学部本館が建設されて以降、学部及び大学院の拡充とともに大きく発展してきた。ここでは、平成2(1990)年以降について、その概略を述べる。平成6(1994)年に地域共同研究開発センターが建設され、さらに平成11(1999)年には研究棟のさらなる拡充(建設面積が発足当初の1.8 倍、現在の名称は共同研究開発棟)が行われた。また、平成8(1996)年、独創的な研究開発の推進および大学発ベンチャーの創出支援・育成を目的として、ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(平成15(2003)年には、ビジネス・インキュベーション棟を含み建設面積を当初の2.0 倍に増築、現在の先端研究棟)が建設された。 常盤キャンパス敷地の有効活用と不足面積の整備拡充を目的として、平成7(1995)年、地上8 階、地下1 階建ての電気電子棟、平成10(1998)年、地上8 階建ての機械・社建棟が建設され(写真)、研究棟の高層化が実現した。 さらに、平成15(2003)年、前述の両施設の東側に、地上8 階建ての総合研究棟が建設された。この間、工学部の留学生や外国人研究者用の宿泊施設として、平成9(1997)年に、常盤国際交流会館が建設された。また学生の教育および福利・厚生施設の拡充も着実に行われ、平成12(2000)年、体育館の南側に地上4 階建てのD講義棟、平成14(2002)年、本館の西側に福利厚生棟が建設された。いずれの建物も、当時の国立大学としてはとてもモダンで、とくにD講義棟は、内部が吹き抜けの洒落た構造となっている。また、従来の常盤キャンパス内建物の耐震化・改修を目的として、平成16(2004)年に工学部本館の大規模改修、平成20(2008)年に常盤寮、平成21(2009)年に環境共生系専攻棟(旧化学工学棟)、平成22(2010)年に知能情報棟の改修工事が行われた。さらに、平成25(2013)年に総合研究棟2 号館(旧電気棟)、平成26(2014)年にE講義棟の大幅改修が行われ、学生の教育施設の安全性・利便性がより充実した。平成21(2009)年には、当時の国立大学工学部としてはおそらく国内初の、女子学生専用の常盤女子寮が新築された。 山口大学工学部は、誇りある歴史と伝統を脈々と受け継ぎながら、創造的な研究・教育を基盤として、さらなる飛躍・発展へと日々邁進している。本館中庭のジャカランダの木(2009 年6月、オーストラリア元首相ホーク氏より贈呈植樹)ボトルで作る世界一高い彫刻(長州科楽維新プロジェクト)高さ7.39m、LED約1 万個工学部電気電子棟・機械・社建棟