ブックタイトル山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

ページ
164/306

このページは 山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年 の電子ブックに掲載されている164ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

164平成11 年からの変遷 農学部は、昭和24(1949)年5 月に山口大学の一学部として発足した。当初は、農学科および獣医学科の2 学科であったが、地域における農学教育および農業技術研究の中核的拠点として拡大・充実を続け、現在では、食料生産および生物機能開発・利用に関する先端的かつ国際的な研究教育を行っている。なお、農学部設置から山口大学創立50 周年(平成11 年)までの詳細な変遷は、山口大学50周年記念誌(通史)に詳しく述べられている。ここでは平成11 年以降の農学部の変遷について紹介する。1. 生物資源環境科学科と生物機能科学科の発足(3 学科体制へ) 農学部は、平成13(2001)年4 月より、生物資源科学科が生物資源環境科学科、生物機能科学科の2 学科に分かれ、獣医学科と合わせて3 学科体制となった。生物資源環境科学科は、生物生産科学講座と地域環境情報科学講座、生物機能科学科は生物機能化学講座と環境生化学講座で構成され、それぞれ大講座制を採用し、より細分化した学科において、教育研究の独自性と効率の向上が図られた。以後、2 学科はこの大講座構成を現在まで維持している。2.農学部本館の改修 平成14(2002)年には、約一年かけて農学部本館(昭和41 年に竣工)の改修を行い、耐震性の強化と、講義室の充実や学生ラウンジの整備など学生の教育環境の向上が図られた。その際、いくつかの講義室には、当時、全学で進めていた学生のノートパソコンの必携化の流れを受け、各机に情報コンセントが整備された。その後、徐々に整備を進め、平成24(2012)年現在、農学部のほとんどの講義室に情報コンセント、液晶プロジェクターが整備されている。昭和24(1949)年山口大学設置に伴い山口大学農学部として発足(農学科、獣医学科)昭和27(1952)年附属農場を開場昭和28(1953)年附属家畜病院を設置昭和41(1966)年山口大学の統合移転に伴い下関長府から吉田団地へ移転昭和42(1967)年農芸化学科を新設昭和51(1976)年農学科を改組(食糧生産学コース、生産環境学コース)平成3(1991)年農学科と農芸化学科を改組し、生物資源科学科を新設平成13(2001)年生物資源科学科を生物資源環境科学科と生物機能科学科に改組平成18(2006)年獣医学科を大講座制に改組平成19(2007)年附属家畜病院を附属動物医療センターに改称平成21(2009)年附属中高温微生物研究センターの設置平成24(2012)年共同獣医学部設立に伴い、2 学科体制に移行農学部附属動物医療センターを共同獣医学部附属動物医療センターに再編農学部附属中高温微生物研究センターを農学部及び共同獣医学部附属中高温微生物研究センターに再編2 - 7 農学部