ブックタイトル山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

ページ
177/306

このページは 山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年 の電子ブックに掲載されている177ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

177【第2部】2 学部・大学院等の発展ンチャーマインドに関する教育も重要な事項としてあげられる。 本学では、平成3(1991)年に地域共同研究開発センター(CRC)、平成7(1995)年にベンチャービジネスラボラトリ(VBL)がともに常盤キャンパスに設置された。平成9(1997)年に大学院理工学研究科・CRC・VBL共同で大学院特別講義・社会人特別講座「ベンチャービジネス特論」を開始したことを皮切りに、平成12(2000)年度経済産業省より「先導的起業家育成システム実証事業」を受託した。平成14(2002)年には、大学院理工学研究科で「MOT教育プログラム」を開始し、現在も多くの院生が受講している。平成21(2009)年、「オープンイノベーション実践教育プログラム」に関する概算要求が認められ、専門技術教育プログラムの開発を行なっている。 このMOT教育を横串とする教育プロジェクトで開発された講義は、博士前期課程院生のコースカリキュラムとして実施されている。 理学系と工学系の教員で構成される理工学研究科は、研究や教育を通して、山口大学の活力を支えてきた。その活力は、21 世紀半ばの18 歳人口の減少に伴うであろう大学の再編や新たな教育研究分野の開拓にも有効に働くことが期待される。変遷と現況 大学院農学研究科の前身は昭和34(1959)年に設置された農学専攻科である。その後、昭和44(1969)年に「農学」および「獣医学」の2 専攻で農学研究科修士課程が設置され、昭和46(1971)年に「農芸化学」専攻が加わり3 専攻となった。平成2(1990)年には「獣医学」専攻が廃止され、平成7(1995)年に「農学」専攻および「農芸化学」専攻の改組により「生物資源科学専攻」として統合された。この間の変遷に関しては、平成11 年に編纂された山口大学50 周年記念誌(通史)に詳しい。 平成13 年度に生物資源科学科が2 学科に分かれたことから、平成18 年度より生物資源科学専攻に「生物資源環境科学」、「生物機能科学」の2つの教育研究分野が置かれた。ここでは、農学と生命科学に関する応用的な教育研究を行うことにより、広範な基礎学力に基づく高度な専門的知識と能力を備え、食料生産と昭和34(1959)年農学専攻科を設置(農学専攻、獣医学専攻)昭和44(1969)年大学院農学研究科を新設(農学専攻、獣医学専攻)昭和46(1971)年農芸化学専攻を新設平成2(1990)年連合獣医学研究科の設置に伴い獣医学専攻を廃止平成7(1995)年農学研究科改編 農学専攻及び農芸化学専攻を生物資源科学専攻に統合平成12(2000)年生物資源科学専攻に「外国人留学生特別コース」を新設平成18(2006)年学科構成に合わせ、2 つの研究分野に変更平成19(2007)年「外国人留学生特別コース」を廃止「留学生のための生物資源科学特別プログラム」を新設3 - 6 農学研究科