ブックタイトル山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

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概要

山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

178環境問題に関わる諸問題の解決に寄与する科学者、技術者の養成を目指している。 また、平成18 年度に5 名の教員が農学部から大学院医学系研究科に移行し、農学研究科の担当教員は平成26 年4 月現在、28名となっている。なお、学生定員は一学年34名である。 農学研究科では、修士論文は、主査1 名、副査2 名以上の複数の教員で多面的かつ総合的に審査する体制をとっている。なお、平成22 年12 月より、教授だけでなく、実質的な指導者である准教授、講師、助教も主査になれるよう、取扱要領を変更し、指導の実質化・効率化に努めている。 留学生に関するプログラムとしては、平成12年より「外国人留学生特別コース」を設置していたが、平成19 年からは、この「特別コース」に代えて、生物資源科学に関する高度の教育・研究指導を英語で行う「留学生のための生物資源科学特別プログラム」を設置している。毎年、このプログラムを利用する学生がおり、国際的な教育環境の構築に役立っている。 生物資源環境科学特別講義、生物機能科学特別講義では、外部の専門家を非常勤講師として招へいし、最先端の研究に触れる機会を提供している。また、活発な教員の研究活動を基盤として、学生自身の研究発表の機会も積極的に提供している。その結果、毎年、関連学会等において、学生の研究発表に対する受賞が報告されるなど、高い教育効果が表れている。1 教員組織の変容 東アジア研究科は、平成13 年4 月に設置された後期3 年博士課程の「独立研究科」であり、基幹講座の「比較文化講座」及び「社会動態講座」、協力講座の「社会システム分析講座」、連携講座の「東アジア経済講座」で構成されている。 設置計画において、「比較文化講座」及び「社会動態講座」は教育研究の中心として、本研究科の基幹をなし、「社会システム分析講座」は分析・解決能力の強化、「東アジア経済講座」は連携方式による教育研究能力の向上を目指していた。 このため「社会システム分析講座」は、理工学の分野で展開されているシステム的分析を学び、東アジアに生起する諸問題を解明・解決するための分析視覚及び分析手法を獲得させるために、理学部及び工学部から各1 名の教員で構成されていた。「東アジア経済講座」は、「日本貿易振興会アジア経済研究所」との機関連携により、海外現地での研修、ケース・スタディ等の実践的能力向上を目指す教育を強力に展開することや、また、中国復旦大学との外国人研究者による教育研究交流についても計画していた。平成13(2001)年大学院東アジア研究科を設置平成16(2004)年東アジアコラボ研究推進体の設立平成25(2013)年学生所属コースの改編及び「アジア公共管理コース」の新設3 - 7 東アジア研究科