ブックタイトル山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

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概要

山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

187【第2部】2 学部・大学院等の発展力を高めるため、平成14(2002)年からTOEIC利用・準拠の英語教育を導入した。この試みは高く評価され、「TOEICを活用した英語カリキュラム」として平成16(2004)年度の文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」に選ばれた。また、大学が教育活動の成果を通じて学生に保証する最低限の基本的な資質をグラデュエーション・ポリシーという形で記述し、このポリシーと各授業の到達目標との整合性をマトリックス表で示したカリキュラムマップを平成18(2006)年度に策定して、全学的なカリキュラム改善を推進している。この試みも高く評価され、「目標達成型大学教育改善プログラム」として平成20(2008)年度の文部科学省教育GPに選ばれた。 それ以外にも、①修学支援システム、出席確認システム、授業評価システム、成績分布共有システム等の構築と管理運営、②FD研修会の開催、③学生授業評価および教員授業自己評価の実施などの取組を行っている。アドミッションセンター アドミッションセンターは、AO入試を導入するために設置が決定され、平成13(2001)年4月にセンター長、専任教員3 名で組織された。設置の経緯はAO入試の実施のためであったが、センターの目的は設立当初からAO入試の実施に関わるだけでなく、大学全体の入学者選抜業務に係る企画・広報・実施等の業務を行い、入学者選抜方法の改善等について調査研究を行うことにより、教育研究の充実発展に寄与することが掲げられた。 センターは目的の遂行のため、主としてAO入試の企画・実施、アドミッション・ポリシーに基づいた入学者選抜の実施、アドミッション・ポリシーの理解深化を図るための広報活動、入学者選抜方法改善のための入学者の追跡調査、高等学校及び学部に対するヒアリング等の業務を行ってきた。また、平成22(2010)年度にはAO入試の総括を行い、『山口大学AO入試10 カ年総括報告書』を発行した。 平成25(2013)年4 月現在、センター長は第7 代であり、専任教員2 名が配置されている。専任教員は、平成19(2007)年10 月から1名減、平成21(2009)年4 月からさらに1 名減となった。平成22(2010)年4 月に1 名増となり、現在に至っている。スタッフの異動もあり、人員減ではあるが、業務において堅持すべきことは堅持し、センターの目的の遂行に努めている。高校教諭対象の山口大学入試説明学生支援センター 平成14(2002)年4 月、大学教育機構の組織再編とともに、学生支援センターが発足した。 学生支援センターは、『学生の視点に立って』を理念に掲げ、学生の進路・就学・心理相談などに対応する「学生相談部」、課外活動の支援・学生の生活支援・指導を行う「学生生活支援部」および学生の就職支援・就職情報の提供を行う「就職支援部」の3 部で構成し、学生に対する正課外教育・指導の充実やサービス機能の向上に努める機関である。発足にともなって専任の教員2 名が配置され、全学的にキャリア教育や学生支援の戦略的研究を行い、実施していく体制がとられた。 平成17(2005)年文部科学省「特色ある大学教育支援プロジェクト」に採択された「山口大学おもしろプロジェクト」の活性化を目的として、平成18(2006)年4 月、センター内に「自主活動ルーム」が設置され、ボランティア活動団体等の学生への紹介やおもしろプロジェクトの管理、運営が図られている。おもしろプロジェクト