ブックタイトル山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

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概要

山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

189【第2部】2 学部・大学院等の発展出前講義の一角を担当している。今後の課題としては、結核・麻疹・風疹・(新型)インフルエンザなど、感染症予防・対策や、学習障がい・不登校問題など、学生の修学中断を防止する上での修学支援、教職員のメンタル不調への対応の充実が求められる。留学生センター 山口大学留学生センターは、留学生と地元地域との交流のフェイズは、留学生を外国からのお客様と捉える時代から日本社会の発展に必要不可欠な人材と捉える時代に移行してきていると考える。そこで留学生支援への全体認識を「ビジターからパートナーへ」のキャッチフレーズのもとに、留学生支援の力点を留学生の就職支援体制の構築におき、山口県内の他の高等教育機関、地方自治体、地元経済団体、地元企業の協力を得つつ、努力を重ねてきた。以下は、山口大学留学生センターの留学生就職支援の3 本柱である。 1. 留学生就職支援フェスタ・イン・山口(年1 回開催) 2. 留学生のための日本企業文化理解講座(後期15 回授業、2 単位) 3. ビジネス日本語の授業 「留学生就職支援フェスタ・イン・山口」では、各企業のプレゼンテーションに加えて、個別面談もあり、このフェスタを通して就職内定を勝ち取る留学生も増えている。なお、「大学コンソーシアムやまぐち」の協力により、県内の他大学の留学生も参加できる。 「留学生のための日本企業文化理解講座」には、企業の最前線で活躍中の企業人(13 業種)から肌で日本の企業文化を学ぶことができる。加えて、日本での企業活動をスムースに行うための「ビジネス日本語」のクラスを他大学に先駆けて開講している。 もちろん、山口大学留学生センターでは、平成14(2002)年度の設置以来、留学生の日本語教育の充実に努め、学習指導のみならず、多様な国や地域から来ている学生の生活指導も行っている。平成21(2009)年度からは、4週間日本語・日本文化サマープログラムを開催し、協定校を中心に毎年約40 名の学生を海外から受け入れ、山口の文化に触れる機会を設けている。 また、留学に興味のある学生の海外留学を促進するため、留学経験者の体験談を含めた説明会を実施している。語学研修をはじめ、中国山東大学、韓国公州大学校との三大学交流プログラムに、参加を希望する学生が年々増加する傾向にある。 留学生センターは、こうした活動を通じて留学生交流を推進している。また、この取り組み姿勢が評価され、平成24(2012)年度文部科学省留学生交流拠点整備事業の委託を受ける全国7 大学の一つに選出され、平成25(2013)年度も全国10 大学の一つに選出されている。留学生就職支援フェスタ・イン山口