ブックタイトル山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

ページ
194/306

このページは 山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年 の電子ブックに掲載されている194ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

194図書館 図書・雑誌等の学術資料を収集、整理及び提供する図書館には、大きく分けて「学習・教育支援」、「研究支援」、「社会貢献」の三つの機能がある。 学習・教育支援として、学生用図書、留学生用図書及びシラバス掲載図書等の充実に努めるとともに、情報ラウンジ(平成12 年)やグループ学習室(平成14 年)の設置、自動貸出返却装置導入(平成17~18 年)、学生協働によるピアサポート実施(平成19 年)、ジャパンナレッジ(百科事典・辞書などを集積した知識データベース)導入(平成23 年)などを進めている。また、平成26(2014)年には、ラーニング・コモンズ等の新たな学習教育支援機能を備えた総合図書館の増築・改修工事が竣工した。 研究支援としては、Elsevier、Springer等の電子ジャーナルパッケージ、SciFinder、SCOPUS等のデータベースの導入を行うとともに、「山口大学所蔵学術資産継承検討委員会」の支援を得て貴重資料の修復・デジタル化などを実施している。 社会貢献として、昭和62(1987)年から実施している一般市民への公開を促進するとともに、本学研究者の論文等の学術研究成果を収集・蓄積・保存し、インターネットを通じて無償で全世界に発信する山口大学学術機関リポジトリ(YUNOCA)のサービスを平成17(2005)年度から開始している。このほか、平成17 年に山口県立山口図書館並びに山口県立大学附属図書館と、平成22 年に宇部市立図書館と、平成24 年に萩市立図書館との間で相互協力協定を締結し、地域との連携を進めている。メディア基盤センター ネットワーク・サーバ・PC等の情報処理資源及びサービスを提供する学内共同教育研究施設であるメディア基盤センターは、平成11(1999)年7 月にSINETのノード校となり、全国学術情報ネットワークの山口地区中核になったのを皮切りに平成13(2001)年7 月「やまぐち情報スーパーネットワーク」と接続、同年9 月学内ギガビットネットワークを導入、平成23(2011)年Wi-Fi環境を増強整備するなど、学内情報基盤整備及び県域の情報環境整備を推進している。 また、平成11(1999)年3 月から遠隔講義システムの導入を進め、3 キャンパス間の遠隔講義を支援しているほか、平成24(2012)年度から鹿児島大学との間で共同獣医学部における遠隔講義実施を支援している。 大学全体のリスク管理の一環として、情報セキュリティ管理を先導的に推進しており、平成20(2008)年10 月に国立大学では全国で3 番目にISO/IEC27001 の認証を取得した。平成23(2011)年には学内事務システムの維持管理を担う情報環境部情報推進課が管理するサーバ室、平成25(2013)年には学生支援部教育支援課の一部に適用範囲を拡大している。同年3 月には、吉田・常盤地区間での多世代・地域間相互バックアップシステム及び緊急時における電力維持システムを導入し、事業継続性の強化をはかった。さらに平成26(2014)年3 月に全学クラウドシステムを構築し、学内に点在する各種業務システムを集約するとともに、生成・蓄積されたデータのバックアップを実施している。埋蔵文化財資料館 学内の埋蔵文化財の発掘調査及び出土品ラーニング・コモンズの収蔵・展示・調査研究を行う学内共同利用