ブックタイトル山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

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概要

山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

32"32山口高等学校帽章(明治28年)山口高等学校管理許可指令書(『山口高等商業学校沿革史』より)講堂(「山口高等商業学校卒業アルバム」より)9県内初の高校誕生  山口高等学校学制改革により高等学校へ 明治27(1894)年、「高等学校令」が公布され、「高等中学校」は「高等学校」となった。それにより「山口高等中学校」も「山口高等学校」と改称される。当時全国に開設された高等学校は、第一から第五までの高等学校と山口高等学校の6校のみで、これらは帝国大学予科としての性格が強かった。山口高等学校もまた修業年限3年の「大学予科」を設置し、大学の学科に関連して、第一部(法科・文科)、第二部(工科・理科・農科)、第三部(医科)に編成された。 高等学校の入学資格は、尋常中学校を卒業した17歳以上のものであった。全国では、募集人員をこえる場合に選抜試験をおこなっていたが、山口では高等中学校時代からの慣例により、山口県尋常中学校卒業生は、無試験で入学でき授業料が半額だった。 明治28(1895)年には、約200人が生活できる新しい寄宿舎が完成し、かねてより念願だった全寮制が実現した。"