ブックタイトル山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

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概要

山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

46"46落成式寄宿舎(鴻南寮)現在の講堂(県立山口高等学校内)平成18年改築現在、記念館として県立山口高等学校の敷地内に残っており、管弦楽部の部室として使用されている。講堂校舎本館(玄関)校舎の建築と火事による焼失 開校から1年後の大正9(1920)年8月、山口町宇野令糸米(現在の県立山口高等学校の敷地)に、まず、校舎本館と寄宿舎(鴻南寮)3棟が完成し、9月1日、山口中学校の仮校舎から移転した。その後、特別教室、講堂なども、引き続いて完成してゆき、大正11(1922)年4月にすべての建築工事が終了した。 5月16日、新しい講堂でおこなわれた校舎落成式には、文部省学務課長、山口県知事、毛利元昭公爵ほか、地元各界の来賓250名がまねかれ、校舎の完成を盛大に祝った。 しかし、それから14年後の昭和11(1936)年、校舎は災難にみまわれる。10月29日未明、本館2階から出火した火災で、本館を焼失してしまったのである。重要書類や調度品の大部分は運び出されたが、十数年にわたって県下から発掘、収集していた考古学資料や歴史資料が焼失してしまったのは、まことに残念なことであった。 火災後は、体操場や他の教室が本館の代用として使われ、翌年6月には、新校舎が完成した。"