ブックタイトル山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

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概要

山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

48"4814山口県女子師範学校全景(大正9年頃)山口県師範学校正門山口県室積師範学校正門明治28年に完成した山口県尋常師範学校本館(昭和2年焼失)室積師範学校の制服(『室積師範学校一覧』より)昭和4年に完成した山口県師範学校本館東京への修学旅行(二重橋の前にて)山口県師範学校山口県室積師範学校の開設 ─ 二師範時代の開幕 師範学校は授業料が無償で、学費も支給するなど、経済的な事情から進学を断念したものにも、勉学への門戸をひらいていた。明治のはじめに教員養成所から出発し、多くの卒業生を小学校の教壇に送った山口の師範教育。その流れをおおまかにたどってみよう。 明治31(1898)年、山口県尋常師範学校を「山口県師範学校」へと改称。 大正3(1914)年、室積の県立工業学校を転用して山口県室積師範学校が開校(現在の教育学部附属光小・中学校の敷地)。山口県師範学校は「山口県山口師範学校」へと改称し、県には2つの師範学校がならび立つことになった。 大正9(1920)年、室積に山口県女子師範学校が設立された。これにより室積師範学校は廃止される。山口県山口師範学校は再び改称され、「山口県師範学校」となる。 昭和18(1943)年、「師範教育令」の改正により、師範学校は高等専門学校に昇格することになった。これにより、山口県師範学校と山口県女子師範学校は統合され、官立山口師範学校に昇格された。この官立への昇格が、のちの山口大学教育学部へとつながっていく。"