ブックタイトル山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

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概要

山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

52"5215農科蔬菜実習品評会明治43年に完成した寄宿舎(『山口県立山口農業学校百年史』より)林科害虫駆除実習山口県立小郡農業学校 山手校舎全景農業教育の発展山口県立小郡農業学校 ─ 県の農業教育の中核 明治43(1910)年に、小郡町に移転した山口県立農業学校は、県の農業教育の中心として発展していた。 大正12(1923)年、「山口県立小郡農業学校」と改称。昭和19(1944)年に、山口県立小郡高等女学校を統合した。戦後は、昭和23(1948)年の学制発布により、「山口県立山口農業高等学校」と改称し、新制高等学校として歴史をあゆんでいくこととなる。 大正時代から戦前までの農業教育は、以下のような内容であった。 分科は農、林、養蚕、獣医畜産の4科で、授業は、午前に学科、午後に実習というかたちでおこなわれていた。カーキ色で折り襟の上下服、ゲートル地下足袋姿が、お決まりの実習服であった。 大正時代、農業学校での教育には徳性や人格の陶冶も織り込まれていたから、寄宿舎での生活はきびしく指導され、訓育や勤労作業が重視されていた。"