ブックタイトル山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

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山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

61"61創基200周年、「志」をたどる2志【第1部】山口大学農学部山口県立山口獣医畜産専門学校教育学部工学部官立宇部工業専門学校経済学部官立山口経済専門学校昭和39年まで続行山口県立医科大学官立山口師範学校官立山口青年師範学校文理学部旧高専校から学部への移行図官立山口高等学校もと のり第1回入学式で告辞を述べる松山学長門標も「山口大学」へ(「防長新聞」昭和42年6月2日より)新制大学スタート 山口県総力をあげての運動が、ついに結実する日がやってきた。昭和24(1949)年6月1日、全国の国立大学69校のうちの1校として、総合大学、山口大学が誕生した。 学生定員は文理学部105、教育学部160、経済学部160、工学部120、農学部60の計605名、本部を経済学部におき、初代学長には京都大学名誉教授の松山基範が着任した。 教育理念として、広く教養的知識を授け、深く専門の学術を教授研究することが掲げられた。あたらしい時代をになうにふさわしい、教養豊かな、視野の広い人材を送り出すために、山口大学は始動したのである。 7月15日に第1回入学式、11月5日には、教職員250名、文部大臣、ガッサー山口民事部隊長、田中県知事、山下山口市長ら来賓を招いての開学式が挙行された。 開学式の前後には、運動会や音楽会、対抗野球試合などの行事が開催され、設立に力を尽した県民へ感謝が表された。のちに6月1日が創立記念日と定められ、11月には大学祭が開催されるようになり、現在にいたっている。 なお、山口県立医科大学は、同27(1952)年に新制大学となり、さらに同39(1964)年に国立に移管、山口大学の学部に統合された。"