ブックタイトル山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

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山口大学記念誌  「志」つなぎ伝える二百年

84"84昭和24年(1949.7.15) 入学式(第1回)学生代表宣言1949年 1965年1草創期 昭和24(1949)年6月1日に山口大学は産声をあげた。 入学生定員は、文理学部、経済学部、教育学部、工学部、農学部を合計して605名。専任教授は全学でも17名という陣容でのスタートだった。第1回の入学式は同年7月15日に開催された。 戦後の混乱は沈静化に向かってはいたが、食料品や生活物資の困窮が続く時代、学生たちは空腹を抱えながらも目を輝かせて講義に聴き入った。 設立当初の亀山キャンパスは、経済学部と教育学部のみであったが、昭和29(1954)年に文理学部が糸米から後河原に移転したことにより、大学が山口市街の中心を占めることとなった。中心市街地には学生が闊歩し、にぎやかな様子を見せた。このキャンパス風景は、統合移転により吉田キャンパスに移るまで続いた。 一方、常盤キャンパスでは、第1回卒業式が行われた昭和28(1953)年に工業短期大学部が併設された。工業短期大学部は平成2(1990)年に改組、平成5(1993)年に廃止されるまで、多くの卒業生を輩出した。"