公募型共同研究の成果が論文発表されました(2022.04)

 本センター公募型共同研究に採択された(2020-04,2021-03)信州大学基盤研究センター機器分析支援部門の中村美紀子特定准教授の研究成果が論文発表されましたので,ご紹介いたします。

【論文】

Triple gene expressions in yeast, Escherichia coli, and mammalian cells by transferring DNA fragments amplified from a mother yeast expression plasmid

【概要】

遺伝子機能解析やタンパク質生産を行う上で,目的の遺伝子を様々な生物で簡単に発現することができると非常に便利である。本論文で開発したプラスミドは,酵母菌でクローニングした後,その一部の領域をPCR合成し,そのDNA断片を形質転換するだけで,大腸菌やヒト細胞でも遺伝子発現できるように工夫されている。このプラスミドを利用して,酵母菌,大腸菌,ヒト細胞でのコドン変換遺伝子の発現量の比較を行なった。