現在では,デジタルカメラやカメラ付き携帯端末の普及により,デジタル画像や映像を気軽に撮影することができるようになりました。 しかし,撮影条件によっては,焦点があわずボケたり,光量が足りず全体が暗くなったりと,必ずしも良質な画像・映像が得られるとは限りません。 私の研究室では,このように何らかの原因で劣化した画像の品質を改善するための画像処理技術,さらには,取得した画像の使用目的に応じた強調, 各種変換処理技術に関する研究を行っています。具体的には,
- 画像の色変換(色覚バリアフリー化色変換,高齢者向け色変換,Fast Color2Gray,Color Transfer等)
- 画像復元(Blind Deconvolution, PSF推定等)
- 画像の擬似階調表現(2値/多値誤差拡散法, Inverse Halftoning, Video Halftoning等)
- 画像の超解像化(画像拡大)
- 画像の領域分割(Intelligent Scissors等)
- 画像の色量子化
- 画像の雑音除去
- 画像のデヘイズ処理
- 画像強調・鮮鋭化,ヒストグラム指定法に基づいた画像強調,暗視アルゴリズム,多重露光画像の融合
- 画像融合
- 画像のリサイジング(アスペクト比の変更)
- 一般化Hough変換
- モノクロ画像の着色処理
といった実応用を念頭に置いた幅広いテーマで研究を行っています。
以下は、これまでの研究成果の例です。結果のみを示しています。私の研究室で行っている画像処理の雰囲気だけでもお伝えできればと思っております。 研究の詳細をお知りになりたい方は、お手数ですが末竹までお問合せ下さい。