2025年11月4日（火）から6日（木）までの3日間、本学の協定校である中国・山東大学から、SD（Staff Development）研修として、広報・宣伝部副部長の林竹（LIN Zhu）氏、学長室主任科員の張嵩迎（ZHANG Songying）氏の2名を受け入れました。

　1983年に本学が初めて国際交流協定を締結した山東大学とは、交流の一環として、職員の相互派遣研修制度を2008年から継続して実施しています。この研修は、相手大学の管理運営方法等を学び比較することで、所属大学の業務改善および管理運営上の課題把握に役立てることを目的としています。

　今回の研修は国際交流課を中心に実施され、石井 由理国際連携担当副学長から歓迎の挨拶を述べられた後、相互の情報交換が行われました。本学からは海外広報の現状や留学生支援体制について紹介し、相手校からは海外向けSNS運用の強化策や、優秀な留学生獲得に向けた具体的な取組みなどについて紹介がありました。その後教育支援課にて共通教育に係る全学運用システムや教育の質保証等に関する意見交換を実施しました。また、山東大学が位置する山東省と山口県が、1979年に友好協定を締結した経緯があることから、学外研修として山口市役所を訪問し、職員との意見交換も行いました。

　本研修を通じて、本学職員も海外広報におけるSNSの先進的な活用、大学院生の増加に象徴される中国の進学動向、共通教育における管理運営の差異など、多岐にわたる知見を獲得しました。山口大学はこれからも山東大学と連携し、職員の職務遂行能力の向上と、両大学間の更なる交流促進に向けたSD研修を継続して実施してまいります。