山口大学インドネシア同窓会を開催しました
令和5年9月15日に、インドネシアにあるウダヤナ大学において、インドネシア同窓会を開催しました。山口大学海外同窓会インドネシア支部は、前身のバリ同窓会を引き次ぐ形で令和1年に設立されて以降2回目の開催となる今回は、谷澤幸生・山口大学長、本学卒業生、来賓の勝又晴美・在デンパサール日本国総領事、I Gede Rai Maya Temaja・ウダヤナ大学学術担当副学長、本学教職員に加えて、日本・山口大学への留学に関心のあるウダヤナ大学の学生も参加しました。
開会にあたり、Tamaja副学長から、ウダヤナ大学と山口大学の間の様々な教育・学生交流は、新型コロナウィルス感染症の世界的な感染拡大を受けたことにより中断をしたが、本会をきっかけとして交流を促進していきたいとの意欲が述べられました。続いて、谷澤学長からは本学の最近の動向に加えて、本学の発展のための卒業生への協力依頼があり、勝又総領事からは、今年は日本とインドネシアの国交樹立65周年記念を迎え、6月に行われた天皇皇后両陛下のインドネシア公式訪問において、両国関係の更なる進展のために若い世代が大きな役割を担う可能性に期待を寄せたことに触れ、両大学間の緊密な交流関係に感謝を述べられるとともに、今後発展し、輝かしい未来の構築に貢献することを期待されていました。
本イベントでは、本学教員からは研究科の紹介やインドネシアとの教育・研究交流活動の紹介、続いて、同窓生からは在学時の山口での生活や文化の違いへの対応の方法、研究活動について講演がありました。イベントの最後には、パネルディスカッションの形式で会場参加者との質疑応答が行われ、山口大学で学べる分野や生活費等について多くの質問が挙がり、盛況のうちに会を終えることができました。
今回は、本学を修了後、インドネシア国内の大学の教員として、また、山口県内企業の現地事務所にて勤務している同窓生にそれぞれプレゼンテーションを行ってもらいました。また、今回出席できませんでしたが、インドネシア政府の要職に就いている同窓生もおり、本学の卒業生が自国に戻り活躍していることは大変喜ばしいことです。
本学は令和4年度からインドネシアを重点拠点国として選定し、教育・研究交流を戦略的に促進しています。同方針の下、これからもインドネシアの大学との連携を進めて優秀な人材を輩出し、両国の発展に貢献していく所存です。
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