第2回国際協力Talk show~アフリカ・アジア~の開催
7月18日に吉田キャンパス共通教育棟1階オープンルームにおいて、第2回国際協力トークショーを実施しました。本イベントはオンラインでも配信し、現地では学生及び教職員約20名、オンラインからは3名の出席がありました。
第2回目となる今回のテーマは「観光とSDGs」で、2人の講演者をお招きして「観光」をキーワードにアフリカとアジアについてお話をしていただきました。
まず初めに朝水宗彦経済学部教授による講演がありました。「観光とSDGs概論」の講演で、観光の定義やマスツーリズムと代替観光などのお話や、観光分野でのSDGsの取り組みの事例としてバリのエコ・ヴィラや棚田カフェ、山口市の古民家宿泊などの紹介がありました。また、コロナ禍が観光市場に与えた影響などについても述べられました。
次に、カーボベルデ共和国からきた留学生で大学院東アジア研究科3年のTavares Borges Jorgeさんによる講演がありました。カーボベルデの地理的歴史的背景の話題に始まり、観光業のおかげでカーボベルデがアフリカ諸国の中でも比較的高い経済水準を保っていることなどの紹介があり、たくさんの色鮮やかな写真とともに楽しい講演が行われました。
それぞれのトーク後の質疑応答では、学生から様々な質問が挙がり盛り上がりを見せました。
本トークショーは定期的な開催を予定しており、次回は10月頃の開催を計画しています。本イベントを通じてアフリカ地域に対する理解を深める機会を提供し、学内外にアフリカ地域との交流促進の機運を高めるきっかけにしたいと考えています。
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- 山口大学は、文部科学省の実施する「大学の世界展開力強化事業」令和2年度・アフリカ諸国との大学間交流形成支援に採択され、本トークショーはその一環として開催しています。