2023年12月20日（水）、経済学部の講義室にて第4回国際協力Talk Showを開催しました。今回は医療や人獣共通感染症を中心に、SDGsの視点でお話しいただきました。

前半は、筑波大学附属病院より飯泉天志（いいずみたかし）先生にお越しいただき、女性のがんとその治療・予防についてお話いただきました。飯泉先生は、本学の卒業生(2002年経済学部)でもあり、現在は筑波大学附属病院の放射線腫瘍科で病院講師をしていらっしゃいます。癌のしくみから始まり、女性の乳がん・子宮頸がんの予防や早期発見・治療などについて、世界の地域別・国別においての癌にまつわるデータや図を用いながら、わかりやすく説明してくださいました。

後半は、本学共同獣医学研究科博士課程１年のケニア人留学生LydiaさんとRosaliaさんに、ケニアのジェンダーと人獣共通感染症について講演していただきました。GDPの30％は農業であるケニアでは、家畜と生活を共にする人々も多く、また国内には10以上の自然保護区があり、多様な野生動物が暮らしています。そのため、ヒト・家畜・野生動物の距離が非常に近く、動物を介しての感染症が長年の課題でもあります。またジェンダーに関しては数字だけでは見えにくい、貧困や地域格差などが複雑に関わっていることにも言及していました。

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本トークショーを通じてアジア・アフリカ地域に対する理解を深める機会を提供し、学内外にアジア・アフリカ地域との交流促進の機運を高めるきっかけにしたいと考えています。

なお、講演はこちらからご覧いただけます。