2024年6月12日（水）、経済学部の講義室にて第5回国際協力Talk Showを開催しました。今回は世界で求められている国際協力のあり方や持続可能な経済発展について、講師の体験談や分析を交えてお話しいただきました。

前半は、元JICA海外協力隊員の栄養士としてケニアに派遣された経験を持つ金平恵実さんにお越しいただき、現地小学校での手洗い指導や保健医療施設での母子手帳を活用した食事の栄養バランス指導と改善に取り組んだ様子をご紹介いただきました。海外協力隊員として思い描いていた活動内容と現地住民との認識のギャップに戸惑いながらも日々根気よく活動を続けてこられたお話などを伺い、国際協力活動の様々な形を知ることができました。

後半は本学経済学部講師の麻田玲先生から、農村を維持した発展の可能性について、スリランカに焦点を当てたお話をしていただきました。一極集中化した大都市に頼らずに国家の経済発展を進めていくための必要な対策について提言があり、農村や地方都市の存続と経済発展について考える良い機会となりました。

お二人とも大変軽快なトークで講演を進めてくださり、今年度初回のトークショーにふさわしい盛り上がりとなりました。

本トークショーを通じてアジア・アフリカ地域に対する理解を深める機会を提供し、学内外にアジア・アフリカ地域との交流促進の機運を高めるきっかけにしたいと考えています。

なお、金平氏の講演は本学webサイトにてご覧いただけます。