山口大学は２０２２年４月から谷澤幸生学長をリーダーとした新体制となりました。この新体制のもと、２０２３年１月には「ビジョン２０３０」を策定し、教育、研究、地域、ダイバーシティ、経営の各分野においてこれからの山口大学が目指していく方向を示しました。

「国際連携」はダイバーシティの中に含まれており、「明日の山口大学ビジョン２０１５」で掲げた、多様性を尊重する「ダイバーシティ・キャンパス」の理念を継承しつつ、山口大学のさらなる国際展開の実現のためのビジョンを描いています。 　

新型コロナウィルス感染症のために、研究においても教育においても、海外との人の行き来が途絶えましたが、この間にWeb会議システムなどのコミュニケーション・ツールが発達し、国際学会や国際シンポジウムなどの開催がコロナ以前よりも容易にできるようになりました。このメリットはパンデミックが世界的にほぼおさまったのちも活かされており、山口大学でも対面とオンラインの両方で国際的な活動が活発に行われています。 　

留学生の姿も増え、活気を取り戻したダイバーシティ・キャンパスは、２０３０年に向けて諸目標に取り組んでいきます。

石井由理副学長（国際連携担当）