教育支援センター長挨拶
山口大学教育支援センターは2020年(令和2年)4月に発足しました。教育支援センターは本学の学生が共通して身につけるべき素養を涵養するための教育に関する企画・運営、授業改善そして全学的な連絡調整を行い、本学の教育活動の充実、発展に寄与することを目的としています。
本学では、令和3年度には全学におけるSTEAM人材・教育の理念や目標等の定義を明確にし、共通教育および専門教育にSTEAM科目を設定しました。本学のSTEAM人材の定義では、「S」「T」「E」「A」「M」を個別に扱うのではなく、これらをメタ的(総合的・俯瞰的)に捉えた論理的思考によって社会の課題解決を図り、イノベーションを人間中心に実行できる人材としております。本学の共通教育を中心となって実施している教育支援センターは、本学のSTEAM教育の重要な役割を担っています。
令和4年度から、教育支援センター内にDX人材育成推進室を設置しました。DXとは「デジタルトランスフォーメーション」の略称で、データとデジタル技術を上手に活用し、ビジネスや社会、生活に変革をもたらす取組です。近年では、DXにより様々な地域課題の解決を図っている事例もあり、そのための人材が広く求められています。DX人材育成推進室では、こうしたニーズを踏まえ、正課外プログラムであるYu-DXプログラムを全学展開し、現代社会の新たな変革に対応できるDX人材を育成すること目指しています。
教育支援センターでは、目まぐるしく変化する大学教育をしっかりと把握し、その変化の波をしっかりと取り込み、本学が目指す教育目標に向かって活動してまいります。よろしくお願いします。
山口大学 教育・学生支援機構
教育支援センター長 野崎 浩二