配属希望者へ

この研究室は世の中の複雑な現象を数理の力で理解することを目指す研究室です。したがって、配属を希望する方は、数学が得意である必要はありませんが、数学が好きであってほしいです。また、研究においては、社会の役に立つかどうかよりも数理的な面白さを優先しています。そのため、研究室生活を通じて数理に基づく考え方を身につけられるようになるかもしれませんが、社会に出た後に役立つような情報系の技術を教育することは行っておりません。

研究テーマは、やりたい研究がある人は好きなテーマを選んでもらって構いません。ただし、私のテーマとあまり重なりがないテーマの場合は、的確なアドバイスはできなくなると思います。私が行っているテーマについては研究紹介のページや論文を見てください。特にやりたいテーマの見つからない学生には、私が興味を持っていることに関連する話題をやっていただくことになると思います。また、予算の都合上、大規模な数値計算を行うための設備は保有していないので、あまり規模の大きな数値計算はできないことに注意してください。(個人的には数値計算よりも理論計算が好きな人に来てほしいですが。)

研究室の行事は基本的には毎週の進捗報告会と輪読のみです。それ以外は好きな時間に好きな場所で研究を行ってもらって構いません。研究に関する議論には随時対応します。(ただし私が大学にいるのは主に日中だけです。)また、教員主体で何かのイベントを企画することはありません。

研究成果の出た学生には学会発表や論文執筆を行ってもらうことになります。ただ、予算が限られているため、基本的には良い研究成果が出ている順で、その中でも「博士後期課程大学院生>修士課程大学院生>学部生」の優先順位で投資することになると思います。

その他、何か聞きたいことがある場合は気軽にメールをください。