山口大学医学部 医学部

高度学術医育成の特別カリキュラム

高度学術医育成の特別カリキュラム

令和4年4月1日現在

高度学術医育成コース

山口大学医学部医学科では、平成22年4月、大学院への進学を奨励し将来の研究医を養成する目的で、「高度学術医育成コース」を設置しました。
本コースは、高度学術医育成特別プログラム(SCEAプログラム)と、高度学術医育成一般プログラム(AMRAプログラム)からなり、各プログラムは、学部・大学院教育を一貫したもので、学部学生を対象としたものを前期プログラム、大学院学生を対象としたものを後期プログラムとして区別しています。授業の開設は原則第4~6年次までの3年間としますが、第3年次から前倒しで履修することも可能です。
各ユニットを履修し、原則として第3年次から卒業までに6.5単位修得します。

募集要項

授業科目 SCEAコース AMRAコース
定員枠
(毎年度新規履修者)
4名以上 定員枠は定めない
各ユニットについては、各ユニット責任者が履修定員を設定する。
履修期間 原則として学部3年間、大学院3年間の6年間とし、途中参加も認めます。

奨学金支給内容

貸与対象者 SCEAプログラム履修者の中から毎年度2名選考します。
奨学金貸与額 学部生:月額5万円 大学院生:月額10万円
奨学金貸与期間 SCEAプログラム履修期間(学部生として最大3年間、大学院生として最大3年間)
奨学金返還免除要件 大学院修了後、奨学金の貸与を受けた期間の2倍に相当する期間中に貸与を受けた期間と同じ期間(最大6年間)を研究医として従事する必要があります。

高度学術医育成特別プログラム「SCEAプログラム」

社会的要請の強い分野の研究医養成のため、文部科学省から本学部に設置が認められたものです。

対象分野 基盤系分野
(人体病理学,解剖学一般,生理学一般,医化学一般,医療社会学等)

高度学術医育成特別プログラム「AMRAプログラム」

対象分野 ・前期プログラム…「高度自己修学コース」における修学論文で実験研究を指導した分野
・後期プログラム…全ての分野

申請~履修の流れ

1年次

医学入門

2年次~3年次

準備コース

年次ごとに、次の各授業科目を高度学術医育成コースの準備コースと位置付けます。
準備コースは、高度学術医育成コース履修の資格要件ではありません。
第2,3年次
「Open Science Club」
ここでは、研究室へ自由に出入りすることを目的とし、本人の希望によって各研究室で研究活動ができます。
選択科目として履修記録は残りますが、単位化はしません。
第3年次
「高度自己修学コース」
研究志向のきっかけ作りを図ります。
高度学術医育成コース履修申請
各学期開始前月~当月
選考
高度学術医育成コース運営委員会で選考します。
履修許可
高度学術医育成コース運営委員会により判定した後、本人に結果を通知します。
高度学術医育成コース前期プログラム

「SCEAコース」又は「AMRAコース」

授業は、各年次とも授業の空き時間に組み込みます。
大学院入試同等の外国語試験を第4~6年次在学時に受験できます。
授業科目「SCEAコース」
基盤系教育研究分野名と同じ15のユニットを設定
授業科目「AMRAコース」
修学論文の状況に応じ個別にユニットを設定
修了要項
  • 各選択科目を、第3年次は後期0.5単位、第4,5年次は前・後期各1単位、第6年次は通年2単位とする。
  • 2単位以上の修得をもって前期プログラム修了とする。
前期プログラムにおける優遇措置
  • 高度学術医育成コース外国語試験の受験資格
  • 次の大学院授業の受講資格     
    ①医学共通基礎科目     
    ②最先端医学研究科目
  • 大学院学位論文の関連論文の執筆
  • SCEA奨学生応募資格
大学院(医学系)受験
高度学術医育成コース(前期)履修中に外国語試験に合格した場合、大学院入学試験受験の際に外国語試験を免除されます。
高度学術医育成コース後期プログラム

大学院(医学系)授業履修

前期プログラムにおいて、既に相当の研究指導を受けていることから、要件を満たすことで大学院を3年間で課程修了することが可能です。大学院の「医学共通基礎科目」などを修得した者については、それを既修得単位として認定します。
後期プログラムにおける優遇措置
  • 大学院入試における外国語試験免除(前期プログラム期間中に高度学術医育成コース外国語試験を受験し合格した者に限る。)
  • 前期プログラム期間中に受講した授業の履修免除
  • 博士取得期間の短縮
    学部学生期間中に筆頭者として学会発表(地方会を含む)を行い、かつ学部学生期間を含み大学院2年次修了までに学術論文発表(共著でも可)をした上で、筆頭著者として「学位論文の関連論文」を作成すれば、別に定める優れた研究業績の基準に該当し、大学院委員会の議を経て医学専攻会議で認定された場合、大学院を3年間で修了できる。
  • 学部学生期間中に筆頭著者として執筆した英文論文について、大学院における指導教授が承認した場合、「学位論文の関連論文」として認定できる。
  • SCEA奨学生応募資格
基礎医学研究医として教育研究に携わることで、SCEAプログラム修了者は奨学金返還免除されます。

パンフレット

お問合せ先・申請書類提出先

学務課医学科教務係

TEL0836-22-2053 FAX0836-22-2059 E-Mailme232@yamaguchi-u.ac.jp

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