１０月２０日（金）、第９回山口県産業技術振興奨励賞の表彰式が県庁で行われ、大学院医学系研究科耳鼻咽喉科学講座山下裕司教授と橋本誠講師が山口県知事特別賞を受賞しました。
　県知事賞を受賞した、山口市のシステム製造・販売業株式会社ＹＯＯＤＳの「めまい診断用次世代フレンツェル眼鏡及び解析プログラムの開発」において、眼球運動の解析方式の研究や眼鏡装置の監修を行い貢献したことが評価されました。
　従来よりも高画質高速カメラを搭載した次世代フレンツェル眼鏡の開発により、眼球の位置・速度等を水平・垂直・回旋の三軸から測定可能となり、解析プログラムによって黒目の動きをグラフ化する画像処理が瞬時に可能となります。そのため、患者さんへの負担が少なくリアルタイムでめまい検査を行うことができるようになります。
　解析プログラムは、平成２８年耳鼻咽喉科分野で初めて医療機器プログラムとして認証を取得しました。平成２９年９月から解析ソフトウェアとして単体での販売を開始、次世代フレンツェル眼鏡は１１月から販売を予定しています。