第5回「人工知能システム医学による難治性疾患への新たな挑戦」を開催しました
2月11日(土) 山口大学医学部医修館にて、大学院医学系研究科主催第5回シンポジウム「人工知能・システム医学による難治性疾患への新たな挑戦」が開催されました。
大学院医学系研究科では、平成28年10月にシステムバイオインフォマティクス講座を設置するとともに、平成30年4月には、AI技術とシステムバイオロジーを基礎医学と医療とに実践的に導入することを目的として、大学院医学系研究科及び医学部附属病院に「AIシステム医学・医療研究教育センター(AISMEC)」を設置しました。
本邦の医学系研究科では数少ないシステムバイオロジーを専門とする講座を設立したことを契機として、従来から本学で成果を挙げてきた難治性疾患研究を新たな視点から一層加速し、発症機序・病態の解明と診断・治療法開発に繋げるべく、2017年からシンポジウムを開催しています。
当日は、第1部でAISMECの活動、大学院医学系研究科で開発した医用AIとそれを活用した診療支援、そして、昨年から開始された医用AIシステムと病院情報システムとの連携についての報告が行われました。その後、第2部では他病院のAIシステム連携の取組、AI画像診断の最先端技術、最新のAIモデルについてなど日本を代表する医用AI開発研究者とベンチャー企業技術者による講演が行われました。