FOCS研究助成事業の授与式を行いました
令和5年9月27日(水)、「革新的研究の発掘と育成プロジェクトFinding-Out & Crystallization of Subliminals(FOCS)」の授与式を行いました。
FOCS研究助成事業は、医学系研究科及び医学部附属病院に所属する大学教育職員、医学系研究科医学専攻及び保健学専攻博士後期課程の学生を対象とし、各研究者の独創的で学術界や社会に影響・貢献を与えることが期待できる『きらりと光る研究』を見出し・育成するために、支援や研究費の助成を行うことを目的とした医学部内の助成事業です。4年度目を迎える今年度は43名の応募があり、選考委員による書類およびヒアリング審査の結果10名の研究者が採択されました。
授与式では、篠田晃医学部長から各採択者へ授与証が贈呈されるとともに、今後の研究の発展に期待する激励の言葉がかけられました。
受賞者は下記のとおりです。
・ゲノム・機能分子解析学講座 坂本 啓 教授
「細菌の宿主定着能獲得や病原性獲得への進化のメカニズムの解明」
・眼科学講座 芦森 温茂 助教
「体内時計に着目した新規創薬手法の基盤構築 -薬となれなかった ”物質” を ”薬” に変える新しい創薬の形-」
・神経解剖学講座 野﨑 香菜子 助教
「細胞保護因子STB/HAP1における効果的アミノ酸配列の特定と治療・診断基盤の構築」
・基礎検査学講座 西川 潤 教授
「Far-ultraviolet photoporation法の開発(遠紫外線による新しい遺伝子導入法の開発)」
・分子細胞生理学講座 板橋 岳志 講師
「網膜の恒常性維持を司るコレステロール誘導性繊毛トリミング機構の解明」
・病態検査学講座 富永 直臣 助教
「骨格筋由来細胞外小胞の質的変化と生体メカニズムへの影響」
・小児科学講座 深野 玲司 准教授
「デジタルPCR法を用いたバイオマーカーによるALK陽性未分化大細胞リンパ腫の予後予測と層別化治療の開発」
・血液浄化療法センター(泌尿器科学) 岡 真太郎 助教
「精子形成における低酸素応答性転写因子(HIF)の機能解析と新規治療法の開発」
・第一内科 篠田 崇平 助教
「脂肪膵と膵癌の関係性を基礎(Fatty acid binding protein)と臨床(超音波内視鏡を用いた脂肪膵評価)から明らかにする」
・第一外科 上野 耕司 助教
「血管新生microRNA内包脂質ナノ粒子による血管新生療法の開発」