第6回 多階層システム医学シンポジウムを開催
12月2日(土)本学医学部医修館において、本学大学院医学系研究科主催第6回多階層システム医学シンポジウム「人工知能・システム医学による難治性疾患への新たな挑戦」を開催しました。
本学大学院医学系研究科システムバイオインフォマティクス講座および本院のAIシステム医学・医療研究教育センター(AISMEC)では、AI技術とシステムバイオロジーを基礎医学と実践的な医療に導入することを目的に研究を進めており、難治性疾患の発症機序、病態の解明と診断、さらに治療法の開発につなげるべく、2017年から毎年シンポジウムを開催しています。
当日は、弘前大学大学院医学研究科附属健康・医療データサイエンス研究センターのセンター長であり、同大学大学院医学研究科医療データ解析学講座の玉田嘉紀教授が、「弘前大学COI-NEXTにおける健康ビッグデータ超多項目解析」について講演されました。
午後の講演者及び演題については下記の通りです。
本学大学院医学系研究科システムバイオインフォマティクス講座
AIシステム医学・医療研究教育センター長 浅井義教授
「AISMECにおけるシステム医学と医用AIの展開」
本学大学院医学系研究科・医学部附属病院 AIシステム医学・医療研究教育センター 中津井雅彦教授
「山口大学医学部附属病院における医用AIの臨床導入:臨床意思決定支援システムとの連携の試み」
本学大学院医学系研究科 医療情報判断学講座
山口大学医学部附属病院医療情報部長 石田博教授
「当院の病院情報システムにおける診療・研究支援の歩み、AI活用の現状と今後」
本学大学院医学系研究科 免疫学講座
細胞デザイン医科学研究所長 玉田耕治教授
「がんに対するCAR-T細胞療法の進展と将来展望」
国立がん研究センター医療AI研究開発分野 浜本隆二分野長
「実臨床応用を目的とした人工知能研究:ビッグデータを活用したデータ駆動型の医学研究」
University of Lausanne, Neuroheuristic Research Group,Professor Alessandro E.P. Villa
「Effect of emotion and personality on deviation from purely rational decision making: from brain imaging to neural dynamics」