山口大学医学部 医学部

令和7年度動物慰霊祭を行いました

9月22日(月)、医学部医修館第2講義室にて、令和7年度 動物慰霊祭を執り行いました。この慰霊祭は、医学・医療の発展のために犠牲となった実験動物の尊い命に感謝と哀悼の意を表すため、毎年動物愛護週間に合わせて開催しているものです。今年は、教職員や大学院生など約100名が参列しました。
はじめに、田邉剛医学系研究科長が「動物たちの尊い犠牲なくして医学の発展はあり得ない」と述べ、生命を捧げた動物たちへの感謝の言葉を述べました。また、今後の研究活動において、動物愛護の精神に基づき、厳正かつ誠実に研究に取り組んでいくことを誓いました。
次に、動物使用者を代表して消化器内科学講座の高見太郎教授が、動物実験の意義と責任について語りました。高見教授は、動物たちが言葉なく生涯を捧げてくれたことに深く感謝し、その犠牲の上に成り立つ医療の進歩を強調しました。また、動物の命に真摯に向き合い、3Rs(代替、削減、苦痛軽減)の原則を徹底しながら、倫理的で責任ある研究を続けることを誓いました。
続いて、生命科学実験施設の山野施設長より、令和6年度の実験動物の使用状況や研究の進捗について報告がありました。また、動物を使用した研究に基づき発表された優秀な論文に贈られる「いのちのために[動物使用委員長賞]」の授賞式も行われました。
最後に、参列者全員が献花を行い、動物たちの冥福を祈りました。

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