内部監査体制の強化
国立大学法人に対しては、自主的・自律的な活動により大学の特色及び特徴を生かした大学改革を推進し、個性化を図り、地域社会とともに発展していくことが期待されており、そのためには、学長を中心とした内部統制機能を充実するとともに、経営協議会の学外委員の意見など、国民の幅広い意見を大学運営に反映していく必要があります。
本学では、内部統制機能の充実の一貫として、平成22年度に、従来の監査室を業務監査・指導室及び財務監査・指導室に再編・拡充することで、内部監査機能を強化するとともに、内部監査が果たす役割の明確化を図ってきました。さらに、平成26年度には、両室が持つ機能を維持しつつ、相互の連携を深めることにより、効果的・効率的な監査を実施すととともに、一体となって監査の品質向上を目指すため両室を内部監査室に発展的に統合しました。
内部監査室では引き続き、内部統制が機能しているか、コンプライアンスが確保されているか、国民に対して分かりやすい形で情報発信されているかなどを多面的に検証し、業務に内在するリスクの早期発見に努め、恒常的に大学運営の効率化と業務の改善を進めていきます。
内部監査の方向性
- 私たちは、適法性と妥当性の観点から、公正かつ客観的な立場で内部監査に臨み、業務運営の効率化と会計処理の適正化を目指します
- 私たちは、内部監査に対する信用と信頼を築くため、日々研鑽に努め、内部監査の質の向上を目指します。
- 私たちは、監査に関する情報を分かりやすく提供することを責務とし、内部監査に関する文化が定着することを目指します。
- 私たちは、業務監査と財務監査を一体的に運営し、効果的及び効率的な内部監査を目指します。
- 私たちは、内部監査を通して人材育成を進め、山口大学全体の内部監査機能を高めることを目指します。