2021年(令和3年)5月8日(土)(Day1)、5月16日(日)(Day2)、5月22日(土)(Day3)の3日間の集中講義「山口を観て触れて学ぶ」を実施しました。
本科目は、山口を実際に『観て、触れて、学ぶ』という体験型授業です。学生の皆さんが生活する山口について学習し、さらに地方都市ならではの魅力や課題を一緒に見つけ、新たな生活の拠点となる山口との「関わり方」や山口で「学ぶこと・働くこと」の意義を実践的かつ総合的に学習してもらうために、今年度、新規に開設したものです。
★Day1:5月8日(土)
1日目は、4人の講師からお話しいただき、山口の魅力や課題について学びました。
講話のテーマ、講師の方々は以下の通りです。
(1) ガイダンス
若者定着促進室 室長 (教育学部 教授) 重松宏武 先生
(2) 演題 山口(大学)で学んでほしいこと:「山口県のDNAを考える」
理事副学長 田中 和広 先生
(3) 演題 国際連携:「大学と海外との連携」について 「山口と世界」
国際総合学部 教授 レール マルク 先生
(4) 演題 自然・観光・文化に関わる連携:大学と社会との連携について
「中山間地域企業の持続的発展への取組み」
経済学部 教授 内田 泰彦 先生
(5) 演題 大学と地域密着する地方銀行との連携について
「大学生に期待する地域社会と地方銀行の役割」
地域未来創生センター 三浦 賢治 地域連携シニアコーディネーター
講師のお話を聞いた後、6チームに分かれ、Day2の萩でのフィールドワークに向けグループごとに役割分担決め等、事前学習を行いました。
★ Day2:5月16日(日)
2日目は、当初バスで実際に萩に移動し、見学や観光体験を通じて山口県の魅力を堪能する予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、学外での活動禁止となったため、急遽、オンライン授業に変更しました。
授業形式は、本来なら学生が萩に赴いて、博物館や観光施設の見学に加え、それぞれの施設で講師や担当者から直接話を聞き、質疑応答するフィールドワーク企画の予定でした。
オンライン授業に切り替えて実施した内容は、学生は自宅からWeb授業に参加しました。講師の方々には、山口大学サテライトラボ萩に集結していただき、協和建設工業㈱の会社のデスクからとの2カ所からの参加となりました。オンラインで話を聞き、質疑応答で授業を進めました。
浜崎地区散策については、浜崎しっちょる会のガイドの方と三浦コーディネーターが、スマートフォンで浜崎重要伝統的建造物保存地区の建物や街並みを通常ガイドどおりの説明を加えながら撮影して歩きました。一方オンラインで視聴している学生はリアルタイムで質疑応答ができバーチャル観光を実現しました。
オンライン視聴された方からは、集団で観光するより、説明している画像を独占視聴することができ、疑問、質問もリアルタイムにできて満足感が得られたという感想がありました。
(1) オリエンテーション
(2) 萩博物館 統括学芸員 道迫 真吾さん
(3) 協和建設工業㈱ 総務部 係長 長澄 信也さん、久本 綾子さん
(4) 萩市地域おこし協力隊 天川 瑞貴さん
(5) 山口銀行萩支店 永井 麻美子さん
(6) 浜崎しっちょる会 副会長 藤山 愛一郎さん
★ Day3:5月22日(土)
3日目は、グループ発表に向けて、各班でポスター発表の為の話合いと発表資料作成をしました。
グループ発表は、代表者が一人だけ登壇し自分たちで話し合った内容を発表しました。
今回、新規の体験型講義を開講しました。コロナ禍においてメインの萩訪問も中止となり、紆余曲折ありました。しかしながら一年生の受講者から喜ばしい感想として「私は県外から山口大学に入学したので、数日前、萩の松陰神社を観光しました。ただ、観光地に訪問したというだけで感動も薄かったけれど、今回、山口県や萩に住む方々から、山口の魅力をたくさん聞き興味関心を沸き地域の現況も知ることができ、大いに魅力が感じられたので、是非、また萩に行ってみたい。」とありました。
山口で学ぶ学生が有意義な学生生活が送られるよう、来年度も引き続き「山口の魅力を知ってもらう」授業を予定しています。
<本件に関するお問い合わせ先>
山口大学 地域未来創生センター 若者定着促進室(山口大学内)
担当:三浦、五島
TEL:083-933-5477 FAX:083-933-5473
E-mail:wakasoku★yamaguchi-u.ac.jp
※上記の「★」記号を「@」記号に置き換えて下さい。