用語解説

カリキュラム・フローチャート(CFC: Curriculum Flow Chart)

カリキュラム・フローチャート(CFC: Curriculum Flow Chart)は、カリキュラムの年次進行とグラデュエーション・ポリシー(GP: Graduation Policy)の関係を流れ図として示してあります。つまり、どの講義を履修することで、どのGPの達成に繋がるかが一望できるようになっています。

カリキュラム・ポリシー(CP: Curriculum Policy)

教育課程の編成及び実施に関する基本的な考え方をまとめたものです。

カリキュラム・マップ(CUM: CUrriculum Map)

それぞれの GP が、どの授業でどのように達成されるかの関係を一覧表にしたものがカリキュラム・マップです。そこでは、個々の授業が果たすべき役割と授業同士の有機的な結びつきが明示されています。シラバスだけではわかりにくかった大学全体のカリキュラムがこの中で姿を現します。

グッド・プラクティス(GP: Good Practice)

大学教育改革における優れた取組を推進するため、文部科学省が実施している「大学教育の充実−Good Practice−」事業(GP事業)を指します。

グラデュエーション・ポリシー(GP: Graduation Policy)

GP とは、教育の理念目標を具体的で検証可能な形に書き換えたもので、卒業生が備えておくべき資質を述べたものです。養成しようとする人材の属性を網羅したものと言い換えることもできるでしょう。

シラバス(Syllabus)

一般には、講義要目や授業計画等を指す言葉であり、授業名、担当教員、対象学生、単位数、開設時期、授業の概要・目標・計画、成績評価方法、教科書、参考書等の情報を提供するものです。山口大学ではシラバスを以下の意味で考えています。

  1. 学生に対する契約書
  2. 科目選択、履修計画のための情報を提供するもの
  3. 学習の指針を示すもの
  4. 学習資料や参考文献を提供するもの

以下の記事も参考にしてください。

ディプロマ・ポリシー(DP: Diploma Policy)

「教育の実施や卒業認定・学位授与に関する基本的な方針」を指す言葉です。

出典: 文部科学省 / 中央教育審議会 / 2008-12-24: 学士課程教育の構築に向けて(答申) / 用語解説: ディプロマ・ポリシー

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