山口大学

平成16年度
「特色ある大学教育支援プログラム」
TOEICを活用した英語カリキュラム 教育の水準保証と学習支援

概要

(申請担当者) 大学教育センター・主事 人文学部・教授 岩部 浩三

このたび山口大学の「TOEICを活用した英語カリキュラム」が文部科学省の平成16年度「特色ある大学教育支援プログラム」採択されました。このプログラムは,全国の国公私立大学・短期大学が1校につき1件に絞ってプロジェクトを申請し,その中から他大学の参考にもなるような先進的な取組が採択されます。応募534件中採択58件(採択率10.9%)となかなかの難関でしたが,高い評価を得て採択に漕ぎ着けることができました。

カリキュラム策定から現在まで,地道な努力を重ねてきた教員・事務職員の方々,そして何より毎日の勉強をがんばった在学生のみなさんとともに,この喜びを分かち合いたいと思います。また,このページをごらんになっている受験生のみなさんやご父兄の方々に,ぜひとも山口大学の特色ある英語教育に注目していただきたく存じます。

本学の英語プログラムは,全入学生を対象にしています。たとえば,英文科とか国際学科のような特別な関心と能力を持つ人だけを対象にしているのではありません。ですから,英語の得意な人はもちろん,英語の苦手な人のことをよく考えたカリキュラムになっています。TOEIC400点を大きな境界にして,習熟度別に4つのレベルを設定し,それぞれに適切な授業科目や教材を用意しています。たとえ英語が苦手でも,山口大学に入学した人はみんな自分の能力を伸ばせるように,あらゆるレベルを想定したカリキュラムを実現しています。目標を達成するためには,少しばかり厳しい訓練もありますが,私どもは,入学したみなさんを一人の例外もなく,大切に育てます。それが山口大学の理念だからです。

新カリキュラムを導入して,1年生のTOEICスコア平均は従来より70-80点伸びました。今後4年間を通じて,それぞれ150-200点伸びて欲しいと願っています。これから山口大学に入学して来るみなさんも,先輩たちに負けないようにがんばって欲しいと思います。

平成16年07月30日

報告書

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