機械システム制御研究室M2の飯田裕之君が，2023年1月17日～20日に米国・ジョージア工科大学にて開催された国際会議 IEEE/SICE International Symposium on System Integration (SII) 2023 にて，肺がん患者の放射線治療に伴って必要となる肺腫瘍の未来位置予測に関する以下の論文の発表を行いました．
Hiroyuki IIDA, Fumitake FUJII and Takehiro SHIINOKI,
“Prediction of respiratory-induced lung tumor motion based on phenomenological models of hysteresis”
この論文では，肺腫瘍の呼吸性移動がヒステリシスを示すという事実に着想を得て，ヒステリシスの現象論モデルの一つである Bouc-Wen モデルと粒子フィルタを組み合わせたマルチモデル推定法を提案しています．
発表した飯田君（左）と，発表の様子（右）