Yan Yongxuan 君の論文が IEEE Access に掲載されました

機械システム制御研究室博士後期課程1年の Yan Yongxuan 君が,医学部附属病院放射線治療科の先生方と共同で行っている,深層学習を応用した画像ベース腫瘍追跡システムの構築に関する研究成果が,オープンアクセスの学術誌 IEEE Access (IF = 3.9)に掲載されました.

“Markerless Lung Tumor Localization from Intraoperative Stereo Color Fluoroscopic Images for Radiotherapy”
Yongxuan Yan, Fumitake Fujii, Takehiro Shiinoki and Shengping Liu

この研究では,

・実時間動体追跡装置で得られる,腫瘍を含むカラーステレオ透視画像からDRR(後述)への変換
・DRR画像内の骨の,画像からの除去
・骨の影響を低減化した画像を用いた腫瘍位置の識別

の3つの画像処理・解析工程のそれぞれを,個別に学習させた U-net モデルで行わせるシステムの構築を目的としたものです.本稿の中で Yan 君は,カラー透視画像をグレイスケールに変換する重みの算出に,RGB各プレーンのエントロピーを用いることを提案しました.また,対象となる患者のCTから生成される単純X線透視像相当の画像(DRR)の生成過程を見直し,質の良い学習データの確保と教師用ラベル付の自動化についても改善を行って,精度の高い腫瘍位置特定を可能としました.

論文はオープンアクセスです。https://ieeexplore.ieee.org/document/10471547 にてご覧ください.