参勤交代弁当をモチーフにした歴食給食を附属光小・中学校で実施しました
参勤交代弁当をモチーフにした歴食給食を附属光小・中学校で実施しました
山口学研究プロジェクト「山口・食の温故知新~長州食材・料理を復活し新たな価値を見出す~」[代表者:教育学部 柴田勝 准教授]では、山口県の歴食を食育や授業に展開する研究を行っています。歴食とは日本全国の「歴史的なストーリーを有した、価値ある食」のことで、山口商工会議所が定義しました。今回は、参勤交代弁当をモチーフにした給食を学校給食週間初日の1月24日に教育学部附属光小・中学校で実施しました。
参勤交代弁当は、明治維新150年に当たる2018年に県立美術館で行われた毛利敬親展のイベント用に、やまぐち歴食研究会(※)が開発したもので、長州藩第13代藩主毛利敬親が参勤交代の時に食べた弁当を再現し、さらに彩と栄養バランスを施した弁当です。
附属光小学校の野村祥史 栄養教諭が中心となり、今回の給食では、わかめごはん、お煮しめ、卵焼き、ポンカン、牛乳という献立にしました。給食時間には、森永八江 准教授が動画で参勤交代弁当の解説をする食育を実施しました。
また、6年生は新型コロナウイルス流行の影響で中止になった卒業バイキングの代替行事として、4時間目にオンラインで森永 准教授から参勤交代弁当や毛利敬親についての解説を聞き、その後、各自で弁当箱に給食を詰め、参勤交代と称し瀬戸内海国立公園の御手洗湾まで15分ほど歩き、海に向かってお弁当を食べました。
- 1月24日の給食の様子
- 6年生が詰めた参勤交代弁当給食
- 御手洗湾でお弁当を食べる様子