教職キャリア支援
山口大学の教職キャリア支援
山口大学では、1年次後期に全教職課程履修希望者を対象に「教職オリエンテーション」を行います。教職オリエンテーションは、これから教職を目指す者としての自覚を促す機会であるとともに、教職志望者を把握し、以後のきめ細かい教職キャリアサポートを可能にする、教職課程の履修登録としても位置づけられています。
低年次の学生に対しては、学校体験の機会の活用を呼びかけ、教職に対して具体的なイメージを持てるように働きかけを行い、つまずきや、迷いを感じている学生については、所属する学部と連携しながら、教職相談室において個別相談を行います。
3年次後期からは、教員採用試験に向けた本格的な準備が始まります。教職センターでは、教員採用試験情報の提供、各種ガイダンス・セミナー、出願書類や小論文等の個別添削等の実施により、教職を目指す学生を支援していきます。
ここで気をつけていただきたいのは、教職センターが行うのは、あくまで「支援」であるということです。本気で教職を志すのであれば、与えられるのを待つのではなく、自らが主体的に採用試験に取り組む必要があります。
また、採用試験対策とは、本来、受験技術の習得や向上のみを目的としたものではありません。出願書類の作成を通じなぜ自分は教員を目指すのかを改めて考え、集団討論や小論文の練習を繰り返すことで現代の教育を取り巻く諸課題を自分の問題として認識し、模擬授業を通じて授業づくりのあり方を再考する。自ら主体的にこれらに取り組んでいけば、必ず教師としての資質能力の向上につながるはずです。