山口大学教職センター 山口大学
教職センター

本学への寄附

センター設立の趣旨

センターの理念

 教職センターは、平成28年10月、全学の教職課程の管理・運営に関する組織的指導体制を確立するとともに、学内外の教 育関連機関等との連携・協働を強化しながら、教員養成および現職教員研修の質の向上を図ることを目的として、設置されました。

 一般的にイメージされる全学教職センターの業務として、「就職支援」があげられます。教員採用試験に際して、願書作成や面接、集団討論、模擬授業等の試験対策を行い、教員を目指す学生を支援していくことはセンターの重要な業務のひとつですが、試験合格のための小手先のテクニックの習得が目的ではありません。

 現場体験の過度の重視、授業技術偏重、授業のマニュアル化等は、「大学における教員養成」の理念とは調和的ではありません。履修主義から修得主義への転換を基本的な考え方として、大学における教員養成に相応しいカリキュラムの体系化を図ること、教科の専門性を教職課程全体の成熟・充実につなげること、教職課程履修者の情報収集・分析、FD 研修、教材開発支援、きめ細やかな教職指導の実現を図ることこそ、教職センターの主要な業務と考えています。

 併せて、卒業後、学校現場において活躍する教員が学び続けることができるよう、教育委員会等の学外機関と連携しながら、現職の学校教員を対象とした各種研修の企画等を行うことも、当センターの課題のひとつです。

センターの機能

 山口大学では、大学としての「教員養成に対する理念」および「養成する教員像」のもと、各学部・学科、研究科・専攻の特性に合わせ、それぞれの専門性に立脚した高度な教科内容の知識・技能や教授能力を持った教員の養成に努めています。教職センターは、これら学部・学科等の主体性を引き出しつつ、全学の教職課程の底上げを図るための機能を果たすための組織です。

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