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免許状を取得するには

山口大学の教職課程

 山口大学で教員を目指すには、教育学部で教職について専門に学ぶ方法と、教育学部以外の教職課程を有する学部で教科に関する専門性を深めながら教員免許状の取得を目指す方法の2つがあります。教育学部は、教員養成を目的とした学部ですので、教員免許状取得の所要資格を満たすことを卒業要件とし、独自のカリキュラムを編成しています。これに対し、教育学部以外の学部の学生は、全学統一の教職課程を履修することになります。

 このページでは、主に、教育学部以外の学部のための全学統一教職課程について説明します。教育学部の教職課程については、教育学部のホームページを確認してください。

>>> 教育学部HPは こちら

教職課程履修モデル(4年間のタイムスケジュール)

 

 

教職オリエンテーション

 本学では、1年次後期に教職オリエンテーションを実施し、教職を志す者としての心構え、今後の履修の進め方、履修カルテの作成等について説明し、教職課程を履修するものとしての自覚を促します。教職オリエンテーションは、教職課程の履修登録と位置づけられています。教員免許状の取得を希望する方は、必ず出席してください。

履修カルテと教職指導

 教員としての資質・能力を確実に身につけるためには、免許状取得に必要な単位を取り揃えるだけでなく、授業の中で何を学んだのかを振り返ると共に、今後どのようなことが必要なのかを自分で考えながら、体系的に学習を積み重ねていくことが大切です。

 教職オリエンテーションから始まり、教職課程の各授業科目の履修、学校体験、実習等、その時々に学び思ったことをその後の学びに活かすために、調査票、レポート、自己評価シート、実習日誌など、教職課程に関連する全ての活動の記録を履修カルテにファイルしてください。山口大学では、履修カルテを活用し、1年次より段階的・継続的な教職指導を行います。

■ 教職をめざすための教職課程履修カルテの活用

 

                                                       ※1 高等学校免許のみ希望するものは不要                                                                                                                                                                                                                                             ※1・※2 工学部における工業の免許取得希望者は不要

 

介護等体験実習

 小学校・中学校教諭免許状を取得するためには、特別支援学校2日間、社会福祉施設で5日間、合計7日間の介護等体験実習が必要です。介護等を体験することで、義務教育を担うものに求められる幅広い社会観、人生観が持てるよう視野を広げ、人間的に成長するきっかけを得ることを目的としています。

 山口大学では、通常、2年次に介護等体験実習を行います。1年後期(2月初旬)に「介護等体験実習ガイダンス」を受講し、試験に合格した者のみが、実習に参加することが出来ます。

教育実習

 教育実習は、大学で修得した知識・技能を踏まえ、学校で行われる教育活動全般に関する理解や児童生徒をはじめとする学校における人間関係の理解、教育者に求められる自覚、指導技術などについて、実践を通して身につける場です。

 一般学部の学生は、母校または山口県教育委員会の教育実習指定校制度を利用し実習を行うことになります。いずれの場合も、実習を行う前年度中に、実習受け入れの内諾を得る必要があります。また、実習開始までに、指定された教職関連科目の単位を全て修得しておく必要があります。また、実習開始までに、指定された教職関連科目の単位を全て修得しておく必要があります。

教育実習の実施時期および実施期間は、取得しようとする免許状の校種によって異なります。中学校教諭免許状の場合は、3年次2週間+4年次2週間の合計4週間、高等学校教諭免許状の場合は、4年次2週間の実習を行います。

>>> 山口県教育委員会の教育実習指定校制度に関する詳細はこちら(山口県教育委員会HP)

 

教職実践演習

 教職実践演習は、教職課程の他の授業科目の履修や教職課程外での様々な活動を通じて、学生の皆さんが身に付けた資質能力が、教員として最小限必要な資質能力として有機的に統合され、形成されたかについて、最終的に確認をするためのものであり、いわば全学年を通じた「学びの軌跡の集大成」として位置付けられたものです。

 教員として求められる4つの事項、

  1. 使命感や責任感、教育的愛情等に関する事項
  2. 社会性や対人関係能力に関する事項
  3. 幼児児童生徒理解や学級経営に関する事項
  4. 教科・保育内容等の指導力に関する事項

について、演習(指導案の作成や模擬授業・場面指導の実施等)や事例研究、グループ討議等をとおして確認し、将来、教員になる上で、自分にとって何が課題であるかを自覚し、必要に応じて不足している知識や技能等を補い、その定着を図ることにより、教職生活をより円滑にスタートできるようになることが期待されています。

 山口大学の教職実践演習は、4年次後期に開講されます。講義形式で学ぶ第1ステップを経て、第2ステップでは免許種別のクラスで、現職教員を講師として学校現場における様々な課題をテーマとした事例研究や、課題解決をめざした討論等を行います。第3ステップでは、学部・学科ごとに各教科の模擬授業、参加者による授業評価を実施し、基本的指導力が身についているかを確認します。

 

免許状申請手続き

 教員免許状の取得には、大学で学士の学位を取得し、教職課程の所要単位を修得することが必要ですが、免許状は大学が授与するのではなく、要件を備えた後、授与権者である都道府県の教育委員会に申請し、審査の上、授与されるものです。

 通常、免許状は、希望者の申請をとりまとめて大学から山口県教育委員会に提出する「一括申請」により申請します。一括申請であれば、大学を通じて在学中に申請を行うことができるため、卒業と同時に免許状が交付されます。9月卒業や、一括申請ができなかった場合は、卒業後、現住所のある都道府県教育委員会に、各自で「個人申請」を行います。ただし、個人申請は、卒業後でなければ申請ができません。3月卒業で4月から採用が決まっている方については、個人申請では免許状の交付が間に合わなくなりますので、一括申請の手続き漏れがないよう、十分に注意してください。

 

学校体験制度/ボランティア活動

 学校現場で児童生徒と触れ合ったり、教員の仕事に接する体験をすることは、教員という職の魅力を実感し、教育に対する意欲を向上させるという観点から、教員を志望する学生にとって、貴重な体験になり得ます。

 山口大学では、山口県教育委員会主催の「教員をめざす学生の学校体験制度」や、教育学部と市教育委員会が連携して実施している「学力向上等支援員派遣」等により、希望する学生に学校体験の機会を提供します。

 

  教員をめざす学生の学校体験制度とは

    教員志望の1~2年の学部学生が対象です。参加者は、山口県内の小・中・高等学校における学習活動・学校行事・部活動の補助等を行います。参加申込は

    6月上旬、実施期間は原則として9月、1週間を超えない範囲での学校体験となります。>>>詳しくはこちら(山口県教育委員会HP)

 

  学力向上等支援員派遣とは

    「必ず中学校・高等学校の教師になる」と決意している人のためのプログラムです。支援の内容については、授業中の学習支援、朝の学活、部活動等、学

    生と派遣先の学校が相談の上決定します。原則1年間継続的に支援に入れることが参加条件です。

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