地域レジリエンス研究会

設立趣旨

 地域レジリエンス研究会の前身である「グローカル環境・防災学研究会」は山口大学工学部社会建設工学科所属の研究者が中心となり、気候変動などのグローバルな視点と地域の特色や特性を考慮していくローカルな視点を組み合わせたグローカルな視点で新たな環境・防災学を創成することを目標として2016年7月に発足いたしました。

 

世界的に気候変動が進む今日、災害の激甚化や自然環境の急激な変化が懸念されています。気候変動はグローバルな問題ですが、実際に気候変動の影響やその適応策の検討は各地域にそれぞれに対応する必要があり、地域の特性を考慮したローカルな問題です。したがって、グローカル環境・防災学研究会では現在進行形の気候変動が山口県を中心とした中国地方の自然災害・自然環境に及ぼす影響をリアルタイムで調査・研究するとともに、過去の災害・自然環境に関する知見を収集・整理することによって、気候変動に対応するためのグローカルな視点での新たな環境・防災学の創成を目標として活動してまいりました。

さらに2024年4月からは、名称を「地域レジリエンス研究会」に改名し、環境・防災分野にとどまらず,レジリエント社会の構築に関わるインフラメンテナンスや街づくりなど幅広い内容を対象とした研究会としてさらなる発展を目指し活動してまいります。今後は2023年3月に設立いたしました「地域レジリエンス研究センター」と連携しながら活動してまいりますので、引き続き皆様のご支援・ご協力を賜りますようどうぞよろしくお願い申し上げます。