設立趣旨
グローカル環境・防災学研究会は山口大学工学部社会建設工学科所属の研究者が中心となり、気候変動などのグローバルな視点と地域の特色や特性を考慮していくローカルな視点を組み合わせたグローカルな視点で新たな環境・防災学の創成を目標としています。
世界的に気候変動が進む今日、災害の激甚化や自然環境の急激な変化が懸念されています。気候変動はグローバルな問題ですが、実際に気候変動の影響やその適応策の検討は各地域にそれぞれに対応する必要があり、地域の特性を考慮したローカルな問題です。したがって、研究会では現在進行形の気候変動が山口県を中心とした中国地方の自然災害・自然環境に及ぼす影響をリアルタイムで調査・研究するとともに、過去の災害・自然環境に関する知見を収集・整理することによって、気候変動に対応するためのグローカルな視点での新たな環境・防災学の創成を目標としています。
研究会は6つの常設WG「水・土砂災害WG」「地震・構造物災害WG」「減災まちづくりWG」「生物多様性WG」「東アジア環境保全WG」「環境・防災教育WG」で構成されています。また、必要に応じて新たな期限付きWGを設置いたします。