Scope
私たちの研究室は無機化学系に属していますが、材料の特徴を活用し、無機材料から有機、高分子、生体材料まであらゆる材料の結晶化を研究しています。私たちは工学部においてサイエンスを行うことによって、エンジニアリングの本質に迫ります。高圧下を始めとする極限環境条件下での結晶成長現象に興味があり、物性の異常と結晶成長との相関について調べています。「見えないものを視る科学」をモットーに諸現象の解明にアプローチしています。研究室でオリジナルの観察装置を自分たちで設計し、世界に一つしかない装置を用いて、山口大学でしかできない研究を行っています。本研究室はオンリーワン、ナンバーワンの研究を目指しています。
研究テーマ
*画像のコピー、保存、転用を禁止しています。Copyright© 2024 Harutoshi Asakawa, Yamaguchi University
二重炭酸塩結晶の結晶成長
地球科学分野の永年の課題であるドロマイト問題を解決します。
水熱合成の結晶成長の特殊性
100℃以上の高圧水を活用した水熱合成法が材料合成に有意である起源を明らかにします。
超臨界流体中の結晶成長
超臨界流体中の結晶成長の特徴を調べます。超臨界流体を活用し、二酸化炭素を高速固化に挑戦します。
キュリー温度近傍での結晶成長を活用した結晶成長エンジニアリング
強誘電体-常誘電体転移と結晶成長の関係を解明します。
有機結晶の融解前駆現象(表面融解)の解明
有機結晶を用いて、融解現象の準備現象と言われる表面融解の物理的描像を解明します。
マイクロ引き下げ法を用いた双晶エンジニアリング
マイクロ引き下げ法で結晶を作りながら双晶(右手左手の関係)を周期的に導入する技術を確立します。
光触媒結晶の最適な表面構造の探索
生きた光触媒結晶の表面構造の可視化に挑戦します。
高度な光学顕微鏡と高圧その場観察装置の開発
世界に一つしかない装置を開発しています。