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2025年9月1日

「植物ロバストネス研究センター」キックオフシンポジウム開催のお知らせ

2025年9月11日(木)の13:00より、山口大学経済学部第1大講義室において、山口大学先進科学イノベーションセンター研究拠点「植物ロバストネス研究センター」のキックオフシンポジウムを開催します。
皆さまのご参加をお待ちしています。

2025年8月29日

植物化学コミュニケーショングループの松井健二教授の総説、Journal of Experimental Botanyの「Darwin Review」への掲載決定

創成科学研究科(農学系)の松井健二教授による、これまでの長年にわたる「みどりの香り」に関する研究をまとめた総説が、Journal of Experimental Botanyにおける最も権威ある総説シリーズ「Darwin Review」として受理され、掲載が決定しました。
本総説では、これまでの「みどりの香り」研究の成果を総括するとともに、植物の進化過程において「みどりの香り」がいつ、何のために獲得されたのかについて、新たな仮説が提案されています。これは、山口大学で長年にわたり進められてきた「みどりの香り」研究の集大成であり、今後の研究の方向性を示唆する内容となっています。

https://academic.oup.com/jxb/advance-article-abstract/doi/10.1093/jxb/eraf385/8245089?redirectedFrom=fulltext&login=true

2025年8月21日

妻鹿良亮准教授らの研究グループがコムギとトウモロコシの交雑植物の作出に成功

創成科学研究科(農学系)の妻鹿良亮准教授(現・神戸大学)らの研究グループは、東京都立大学の岡本龍史教授らの研究グループと共同で、コムギとトウモロコシ間の交雑不全を克服し、世界で初めて両種の交雑植物の作出に成功しました。
本研究では、コムギおよびトウモロコシの花から単離した配偶子(卵細胞と精細胞)を用いて、さまざまなコムギ−トウモロコシ交雑受精卵を作出し、それらを発生させることで、交雑植物の創出に成功しました。さらに、この交雑植物のゲノム配列と組成を解析した結果、得られた「トウモロコシコムギ」は、コムギの核ゲノムに加えて、コムギとトウモロコシ双方のミトコンドリアゲノムを有する細胞質雑種コムギ(Cybridコムギ)であることが明らかになりました。今回の結果は、コムギとトウモロコシという主要作物間での遺伝子資源の相互活用に未知を開くとともに、新たな育種技術としての応用も期待されます。
本研究成果は、2025年8月20日(英国時間)にOXFORD ACADEMIC「Journal of Experimental Botany」誌にて公開されました。

https://www.yamaguchi-u.ac.jp/wp-content/uploads/2025/08/25082101.pdf

https://academic.oup.com/jxb/advance-article/doi/10.1093/jxb/eraf354/8232527?login=true

2025年7月22日

農業情報・知能解析学グループの柴田勝教授が「小野玉露」を大阪万博に出展

教育学部の柴田勝教授が、JA山口、小野茶業組合、宇部市と共同で山口県内において玉露の栽培を行い、「小野玉露」として大阪国際万博に出展しました。 小野玉露は、山口大学の知見を活用した栽培・生産・加工を経て、JAを通じて販売されています。山口大学の研究開発から実際の販売まで展開された数少ない事例であり、地域連携による特色ある成果として注目されています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20250722/4060023695.html

2025年7月16日

農業情報・知能解析学グループの柴田勝教授が茶の収量予測について特許を取得

教育学部の柴田勝教授が、茶の収量予測について特許を取得しました。
本特許は、茶の栽培と樹木生理生態学的な見地を融合し、半年後の収量を予測する技術です。永年性常緑樹の収量予測は難しいとされてきましたが、本技術はその課題を克服し、スマート農業における有用な要素技術として期待されています。

特許:特許第7713165号
登録日:令和7年7月16日
発明の名称:茶葉収量予測装置と茶葉収量予測プログラムと 茶葉収量予測方法
発明者:柴田勝

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-2022-153706/11/ja

2025年6月30日

生物物理学グループの清水和眞さんらの研究が Biophysics and Physicobiologyの表紙に採択

創成科学研究科 地球圏物質科学系専攻 生物学コース(生物物理学研究室)の清水和眞さん、西村紀彦さん、奥真人さん、及び、学術研究員の沖村千夏博士、岩楯好昭教授が開発した電動マイクロマニピュレータの論文が、日本生物物理学会の英文誌 Biophysics and Physicobiology Vol.22 (2)-2 に掲載され、表紙を飾りました。
開発した電動マイクロマニピュレータは顕微授精などで広く利用される液圧のマイクロマニピュレータと同等に稼働し、4分の1程度の実費で製作できます。論文では、同時に10マイクロメートルほどの細胞1つに試薬を導入可能なエレクトロポレータも製作しています。新しい研究テーマや方法を常に自分で考える姿勢が表紙の採択につながりました。

https://www.biophys.jp/biophysics_and_physicobiology_storyofthecover_vol22_2025i2_2.html

https://www.jstage.jst.go.jp/article/biophysico/22/2/22_e220010/_article

2025年6月27日

植物細胞シグナル学グループの冨士彩紗助教がエフエム山口「大人ウォーク」に出演

創成科学研究科(理学系)の冨士彩紗助教がエフエム山口「大人ウォーク」に出演し、これまでの研究者としての歩みや後進に向けたメッセージなどをお話ししました。

https://www.youtube.com/watch?v=q1B01N8kR0Y&list=PLaXDGzNIv-ZnhhcTAwhtiaE0MyVLOqC0h&index=1

2025年5月8日

植物生理学グループの菊池涼夏助教らが植物細胞の分裂初期におけるアクチン繊維の新たな局在パターンを発見

創成科学研究科(農学系)の菊池涼夏助教は、熊本大学理学部4年生の神鷹卓己大学生(当時)、同大学大学院先端科学研究部の檜垣匠教授らとの共同研究により、深層学習による顕微鏡画像の画質復元技術を活用して、植物細胞の分裂における初期の細胞板形成過程を可視化し、アクチン繊維の新たな局在パターンを明らかにしました。
細胞内の繊細な構造を観察するには、顕微鏡を使って鮮明な画像を撮影する必要がありますが、強い光を長時間当てることで細胞が傷んでしまう「光毒性」や「退色」という問題があります。そのため、できるだけ弱い光で撮影する必要がありますが、そのぶん画像が暗くなり、微細な構造が見えにくくなるというジレンマがありました。
本研究では、この問題を解決するために、短時間の露光で撮影した画像を深層学習で明瞭に復元する技術を活用し、細胞分裂のごく初期段階でのアクチン繊維の挙動を高精度に捉えることに成功しました。その結果、アクチン繊維が細胞板の形成が始まる部位に集まる様子が確認されました。これは、アクチン繊維が細胞板の初期構築に関与していることを示唆する新たな証拠と考えられます。
本研究成果は令和7年5月8日、科学雑誌「Plant Cell Reports」に掲載されました。

https://www.yamaguchi-u.ac.jp/wp-content/uploads/2025/05/25050803.pdf

https://doi.org/10.1007/s00299-025-03498-7

2025年4月16日

「研究拠点」認定書授与式が開催

2025年7年4月8日に、山口大学事務局特別大会議室において、2025年3月4日付けで山口大学先進科学・イノベーションセンターの研究拠点として認定された「植物ロバストネス研究センター」の認定書授与式が開催されました。

https://www.yamaguchi-u.ac.jp/news/40706/index.html

谷澤学長(左)と武宮准教授(右)

2025年4月9日

野菜園芸学グループの執行正義教授が日本農学賞・読売農学賞を受賞

創成科学研究科(農学系)の執行正義教授が2025年度「日本農学賞」並びに第62回「読売農学賞」を受賞し、2025(令和7)年4月5日(土)に東京大学弥生講堂で行われた授与式・受賞講演会において、表彰状と記念の表彰楯を授与されました。
日本農学賞は、1925(大正14)年に「農学賞」(農学賞牌)として始まった歴史あるもので、一般社団法人日本農学会が「農学上顕著な業績を挙げたもの」に対して贈る、日本の農学研究者にとって最高の栄誉とされる賞です。また、読売農学賞は日本農学会からの推薦により1964(昭和39)年より読売新聞社から授与されています。

https://www.yamaguchi-u.ac.jp/agr/news/5716/index.html

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