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seminar セミナー

2023年10月3日

本プロジェクトの2023年度シンポジウムを開催しました

去る921日(木)午後1時から,2023年度シンポジウムを開催しました。 

本プロジェクトメンバー4名の研究成果発表に加え,プロジェクト共同研究者梅澤泰史先生(東京農工大),および多田安臣先生(名古屋大),本庄三恵先生(京都大),工藤洋先生(京都大),松下智直先生(京都大)をお招きして,幅広い話題で最先端の研究成果をご紹介いただきました。 

教員(演者含む)15名,学生・院生44名の参加があり,活発な議論が交わされました。

 

2023年9月4日

第8回植物科学研究交流会を開催しました

 学内の植物科学研究に携わる研究者を集め、毎年定期的に行っている植物科学研究会を829日に開催しました。主に学生のプレゼンテーション経験の場として利用されており、今回は8件の口頭発表われました。いずれもそれぞれの研究室の特色を生かしたユニークな発表ばかり、基礎的な研究から実用に近い作物の研究まで幅広い内容の研究発表が行われ、分野を超えた活発な議論が行われました。

 

2023年6月19日

第5回植物科学セミナーを開催しました

6月14日にスイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH Zürich)よりDiana Santelia博士をお招きし、「Starch metabolism in stomatal guard cells」と題して、第5回植物科学セミナーを開催しました。

植物は光合成によって産生する主要な貯蔵炭水化物であるデンプンを成長のためのエネルギー源として利用するだけでなく、そのデンプンの代謝産物を絶えず変化する外部・体内環境に適応し、最適な成長へ導くためのシグナルとしても利用しています。Santelia博士は、気孔を構成する孔辺細胞を主要な研究対象として、デンプン動態の制御機構やその代謝産物の機能について、分子・細胞レベルからその進化的側面についてまで、幅広く研究されています。最新の知見を織り交ぜながら、食糧問題解決に光を照らす力強い内容に、参加者は深く聞き入っていました。理学部および農学部から50名以上の教職員・学生が参加し、セミナー後も白熱した議論が続きました。

 

2023年6月19日

第4回植物科学セミ ナー を開催しました

5月19日にミシガン州立大学のGregg Howe教授をお招きし、農学部大講義室にて第4回植物科学セミナーを開催しました。セミナータイトルは「Hormones from lipids: Molecular mechanism of jasmonate signaling」でジャスモン酸シグナル伝達経路のJAZタンパク質とCOIタンパク質の相互作用制御機構に関する成果を披露いただきました。農学部および理学部から50名以上の教職員学生が参加し、活発な質疑応答がなされました。

2023年5月18日

第3回若手の会を開催しました

516日に、植物ロバストネス第3回若手の会を開催しました。若手の会は、若手の研究者育成の一環として、本プロジェクトに参加する学部生、大学院生が研究室・分野の垣根を超えた繋がりを形成することを目的として、博士課程大学院生が中心となって開催しています。

昨年度まではコロナ禍の影響もあり対面での交流制限されおり、研究室の枠を超えた広いつながりの機会が満足に得られずにいましたようやくその影響も緩和したため今回初めての試みとして、4研究室総勢40人弱が一同に会し、ポスター発表での研究交流を行いました。20題ものポスター演題が集まり、参加した学生たちは、初めて顔を合わせる人ばかりで最初は緊張した面持ちでしたが、次第に打ち解けて活発で白熱した議論を行うことができました今後も山口大学の若い力でわたしたちの研究を盛り上げていけるよう、定期的な交流の場を設ける予定です。

 

2022年12月15日

第14回中国地域育種談話会を開催しました

121011日の2日間の日程で、第14回中国地域育種談話会(世話人:妻鹿助教)を開催しました。

本会は中国地方の育種研究の活性化のために、中国地域の育種学会員が毎年輪番で開催する研究交流会です。今年は山口大学の番となり山口大学吉田キャンパスの大学会館にて開催されました。特別講演として本学大学院創成科学研究科の武宮准教授、松井教授、総合科学実験センターの真野教授および九州大学大学院農学研究院の風間智彦准教授にご登壇いただきました。多様なバックグラウンドを持ち、育種分野外の講師の発表にも関わらず、会場から多くの質問があり、育種の分野を超えた研究交流が行われました。また、今回は6件の口頭発表、30件のポスター発表の応募があり、そのほとんどが学生からのエントリーとなりました。若い研究者が積極的に参加することで活気あふれる会になり、研究交流だけでなく、学生同士の交流も進み、盛況のうちに閉会しました。

 

2022年12月8日

第3回植物科学セミナーを開催しました

121日に、東北大学大学院生命科学研究科の日出間純先生をお迎えし、「植物の太陽紫外線適応戦略機構」と題して、ご講演頂きました。

植物は太陽の光エネルギーを利用することができる唯一の独立栄養生物であり、生息する環境に適応し、進化を遂げながら地球上で発展してきました。日出間先生は、太陽光の中でも一般的に生物にとって有害であるとされる紫外線UVBによる障害やその耐性機構の研究をされています。講演では未発表のデータも含め、これまでの研究を丁寧に説明してくださいました。植物の本質を捉える分子メカニズムに力強く迫り、研究の成果が世界規模で深刻な問題になっている食糧問題の解決に繋がる様子に心が躍りました。さらに、地球の中だけではなく宇宙空間から研究を展開する壮大なストーリーに聴衆は目を輝かせていました講演後も活発な議論が行われ、充実した時間となりました。

 

2022年12月5日

セミナーを開催しました

1128日に、株式会社ニップン中央研究所イノベーションセンターより猪熊貴之氏をお迎えし、「ニップンの小麦研究―新規澱粉変異小麦―」と題して、ご講演頂きました。

小麦粉の品質を決定する要素として、種子のデンプン、タンパク質、硬度が挙げられます。猪熊氏はじめニップンの研究所ではその中でもデンプンに注目し、小麦粉胚乳デンプンの生合成に関わるGranule bound starch synthase I(GBSSI)Starch synthase IIa(SSIIa)のアイソザイムの構成を最適化することにより、最高粘度の上昇、糊化温度の低下といった新規な特性を持つことを明らかにされましたまた、その遺伝子型を交配によって持ち込んだ栽培品種の開発に関する話題についても触れていただきました。企業研究の一端を知る良い機会になったと実感しています。学生からも質問が出るなど活発な議論が行われ、充実した時間となりました。

2022年6月20日

第2回若手の会を開催しました

 527日に植物ロバストネス若手の会「特別講演」を開催しました。若手の研究者育成の一環として、本プロジェクトは参加する学部生、大学院生、ポスドク研究員研究室・分野の垣根を超えた繋がりを形成するとともにキャリア形成を考える機会を提供することを目的として、博士課程大学院生、若手のポスドクが中心となって開催しています。

 特別講演では、東京大学アグロバイオテクノロジー研究センターの岡田憲典博士Specialist or generalist?という題目で、岡田氏自身が辿ってきたキャリアとこれまでの研究内容について紹介していただきました。前回の1回若手の会に引き続き活発な議論に加え、これから研究者を志す大学院生にとっては大変有意義な会となりました。今後も若手研究者の育成につながるフレッシュな会を定期的に開催する予定です。

2022年1月5日

第1回若手の会を開催しました

 1223日に植物ロバストネスの第1回若手の会を開催しました。この若手の会は、本プロジェクトに参加する学部生、大学院生、ポスドク研究員同士の研究室の垣根を越えた横の繋がりを深めるとともに、自身のキャリア形成を考える機会を提供することを目的に、若手育成の一環として開催しています。

 第一部では4名の大学院生・ポスドク研究員による研究発表、第二部では前日の植物科学セミナーに引き続き、筑波大学つくば機能植物イノベーション研究センターの杉本貢一先生に研究者としての生い立ちやご自身が大切にされている研究者像などを講演いただきました。

 セミナーでは研究発表に対する活発な議論や情報交換に加え、特に、杉本先生の講演はこれから研究者を志す大学院生にとっては大変有意義なメッセージになったと思います。今後も若手研究者中心の活気あるフレッシュな会を定期的に開催する予定です。

植物ロバストネス若手の会

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