キャリアセンター開設にあたって
2024.4.1
|教育・学生支援機構長挨拶
本学は、2023年1月に「明日の山口大学ビジョン2030」を策定いたしました。そのビジョンでは重点戦略として『学生支援体制の充実』を掲げております。変化が激しく、予測不能な時代をしなやかに生き抜き、社会的・職業的自立を実現するために、キャリア教育に取り組み、地域の産業界や自治体と連携したインターンシップを推進し、大学院におけるキャリアパス支援を行う等、学士課程から博士課程まで一貫したキャリア形成支援の充実を図ることとしております。更には、卒業生や修了生を含む、社会人のリカレント教育の拡充も目標としております。「山口大学キャリアセンター」は、これらの目標に向けて、学生のキャリア形成の支援体制の拡充を実現させるための新たなセンターです。
「キャリア」は、「経歴」・「経験」・「発展」、更には「関連した職務の連鎖」等、様々な意味が含まれています。学生が卒業・修了後に社会に出て、働く。生き方そのものとも考えられます。キャリアを積む、キャリアを形成することは、仕事に向き合い取り組む上で必要となる、知識、技術、経験のみならず、人間性を含めた社会人基礎力を磨いていくことです。
新たに開設したキャリアセンターが本学のキャリア形成を支援する中心的な役割を担い、学生のキャリア形成力の向上のための取組やリカレント教育を実施することにより、地域社会へのさらなる貢献をしていきたいと考えます。
教育・学生支援機構長 葛 崎偉
|キャリアセンター長挨拶
「明日の山口大学ビジョン2030」の重点戦略のひとつが『学生支援体制の充実』です。この支援体制には、学生の在学中の学習支援だけでなく、学生が社会に出て活躍するためのキャリア形成支援、就職支援も含んでいます。特に今回、このキャリアセンターの設置は、学部学生から博士後期課程学生までの一貫した学生のキャリア形成に資する取組とこれらの学生の就職支援を目指しています。
さて、キャリア形成支援の目指すものは何でしょうか。これは、それぞれの方の立場や経歴に依存して、様々な考え方があると思います。私の考えるキャリア支援は、『人に授けるに魚(うお)を以ってするは、漁(りょう)を以ってするに如かず。』すなわち、「人に魚を与えれば一日で食べてしまうが、釣り方を教えれば一生食べていける」この釣り方を如何に学生に身につけてもらうか、につきると思っています。もちろん、これからの社会を乗り切るには、釣り竿もいろいろな釣り竿が必要でしょう。あるいは釣り方も多様化すると思います。キャリアセンターは学生一人ひとりが自分に合った釣りのスタイル、すなわち生き方、生きるための道具をそろえ、使う手伝いをするセンターとなっていければと思います。
キャリアセンター長 堤 宏守